こんにちは!SPINNSローカルコミュニティ事業部のミヤポヨです。
この事業では、若者離れが進む地域で「地域とのつながり」「地域への愛着」をテーマとした催事出店を行っています。
今回は先日開催された宮崎県延岡市での地域活性化催事出店で運営サポートと自身の古着屋の出店にチャレンジした大学生のレポートを掲載させていただきます。
SPINNS POP UP SHOPin延岡市【古賀友佑太】
こんにちは。ゆうたです!
今回の記事では、先日4月15〜17日に宮崎県延岡市で行われたSPINNS POPUP SHOPでの3日間を通し、感じたことや気づいたことをまとめていきます。
今回も例のごとく、ミヤポヨさんにお声掛けいただきTANEMAKIのスタッフをしながら自身の古着屋である不為(Futame)も出店させていただきました。
僕自身宮崎県が初上陸でしたし、正直延岡市は聞いたこともなかったのでとてもワクワクしていました!
延岡ってどんなとこ?
今まで「久留米、平尾、下関、飯塚」と様々な場所で出店をしてきましたが、地域性は様々でした。都市部、観光客が多い観光地、過疎化が進む地方など。
今回の延岡市も今までの場所とは違う地域性がありました。
町自体は4年前にリニューアルしたJR延岡駅を中心に周辺はとても綺麗で、飲食店がとても多かったです。駅施設には蔦屋とスタバが入っていたり(久留米駅より充実してる…羨ましい)、コワーキングスペースがある複合型のオフィスビルも駅前にありました。
そこを利用するのは高校生とご高齢の方がメインで活気がありました!
今回の会場は駅から歩いてすぐの商店街の中の空き店舗でした。期間中はちょうど九州三代祭りの一つの「大師祭」が開催されており、家族連れから中高生、ご高齢の方と様々な人たちで商店街は賑わっていました。
しかし「市内に大学が一校しかないことや高校卒業後はほとんどが市外に出ていくこと、免許を持ち車で遠出するようになる」などの理由で街に20代の若い人たちがほとんどいないことが気になりました。
個人的な感想ですが延岡は交通のアクセスは悪いですが、ご飯は美味しくて町全体がとても明るい雰囲気に包まれていました。もちろん滞在期間にちょうど大きいお祭りが開催されていたのはありますが、そこを考慮しても町全体が暖かくアットホームな感じで好きでした!
正直、延岡は田舎だとは思います。ですが今回SPINNSさんにお声掛けした旭化成さんをはじめ街全体が「街を良くしよう!新しいことをしよう!」という意欲で満ちていて、とても雰囲気が良かったです。できればそこに地元の大学生などの20代の若い人たちも加わって欲しいと思いました。
TANEMAKI
SPINNSの地方出店(別名TANEMAKI)では毎回、スタッフを地元の高校生や大学生にボランティアの募集をかけ「働き方ワークショップ」を開催しています。
その意図はアパレルで働く楽しさを感じてもらうことはもちろん、働く楽しさや今まで知らなかった自分の長所を発見してもらうことなどがあります。
詳しいTANEMAKIの活動内容やその経緯に関しましては、ミヤポヨさんのnoteをご覧ください。
そんなTANEMAKIの活動を延岡でも行いました!
1日目の参加者は旭化成の職員さんたちだけでしたが、2日目は地元の延岡商業高校の女子高生10人、3日目では男の子4人と女の子7人の計11人の高校生が参加してくれました!
僕が今まで参加したTANEMAKIでは大学生しかいなかったので、初めての高校生スタッフにワクワクでした!
みんな有志で参加してくれたこともあり、ワークショップ中も真剣に話を聞いていて「何か吸収してやろう!」という気持ちがすごく伝わって来て、僕自身いい刺激をもらいました。
営業前のワークショップで「元気よく挨拶をする、丁寧かつ積極的に接客する、お客さんに楽しんでもらえるように…」など1人一つ「意気込み」を発表してもらいました。
毎日アルバイトをこなす大学生や働いている大人からすると「そんなん当たり前じゃん」と思うかもしれません。しかし自分を含め働くことに慣れた成人が、この「当たり前のこと」をどれだけ体現できているんだろう。
もちろん無意識下でそれを行えている人もいる、けど少数だと思います。
僕は個人的に、意気込みを聞きながら高校生に喝を入れられた気分でした…笑
そんな内容の濃ゆい働き方ワークショップを終え、いよいよ営業開始!
営業直後はみんな緊張気味で雰囲気が硬かったですが次第に緊張もほぐれ、みんな本当に楽しそうにスタッフとして頑張ってくれていました。
最初は恥ずかしそうに声を出していた子も最後の方では笑顔で「ありがとうござました!」と言いながらお客さんに商品を手渡していたり、洋服に興味がなかったけどボランティアを通して洋服に興味を持ち友人と「あれがいい、これがいい」と談笑しているのを見ていると、このTANEMAKIという活動の貴重さを改めて実感しました。
行く行くは僕もこんなことをしたい。携わり続けたい。
終わりに
今回は延岡という初めての場所で、いつもとは違う刺激をもらいました。最近は色々な場所での出店が増え、その場所その場所の地域性に気づくことが多いです。延岡もまた他とは違う地域性があり、初めての感触でした。
そこから学ぶものは多いし、考えるべき課題も多い。本当にこうして色々な地域で出店し学び続けることができるのはミヤポヨさんのおかげであって、それを支える様々な方々のおかげだと思います。
今回に関しても旭化成延岡支社の地域活性化推進グループの方達のおかげです。
さらにそうしたご支援のもとで行われるTANEMAKIでは、関わるボランティアスタッフの高校生や大学生から、いい刺激をもらい学ぶことが多いです。
今回僕はTANEMAKIの活動をしながら、高校生たちにTANEMAKIをされました笑
個人的にはこれでいいと思います。むしろ望み通り!
何事にも一方的に何かを供給するんじゃなくて「逆にこっちが吸収してやろう!」ってくらいのモチベーションで活動した方が、僕は面白いと思います。
そんなことを気づかせてくれた延岡市での3日間は学びも多く、とっても楽しかったです(そしてご飯がめちゃウマでした)。また延岡に遊びに行きたいと思うし、また機会があれば催事もぜひさせていただきたいです。
その時は、できれば地元の大学生や20代の若い人たちも巻き込むことができればいいなと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
古賀友佑太さんのnote
動画レポートはこちらから↓