変われるってムテキインタビュー vol.14 SPINNSレディースバイヤー 山崎葵

変われるってムテキインタビュー vol.14 SPINNSレディースバイヤー 山崎葵

「変われるってムテキ」を世界中に。
それが、私たちスピンズのVISIONです。

世の中に服屋さんは星の数ほどあれど
私たちスピンズは「変われるってムテキ」を伝えたい服屋さん。
自らが変わっていくことで、自分の人生をクリエイトし
ワクワクを世界に伝えていく。

このインタビューは、そんな私たちの「変われるってムテキ」物語です。

今回のインタビューはSPINNSレディースバイヤー山崎葵さんにお話をお聞き致しました。

初めて自分で決めて、自分で行動した出来事

ー 山崎さんがSPINNSに入社された経緯をお聞かせください。

山崎 :高校生の時は保育士になりたくて保育士の資格が取れる学校に進学したいと考えていました。その頃からファッションには興味あったのですが、アパレルをお仕事にするという気はありませんでした。
ある日、友達に連れられてSPINNSに行った時ジャングルみたいなお店で「なんなのこのお店」と衝撃を受けることになります。それからお金はあまり持っていませんでしたが、少ないお金を握りしめて都会にあるSPINNSに通う楽しみができました。
結果的にSPINNSに通うことでファッションを知り、だんだんと保育士の学校に進んで資格を取るという考えから、アパレル店員になってバイヤーになりたいと考えるようになりました。
その思いを親や先生に話をしたらめっちゃ反対されました。

山崎 :でも先生達の言うことを聞かず、勝手にSPINNSに応募しました。募集しているかどうかすら調べずにSPINNS心斎橋店に電話を掛けて、面接をしてもらい入社することになります。
これが私にとって初めてのワガママでした。
今までは「親がこう言っていたから」とか「先生がこの学校がいいと言っていたから」と流されて決めていたことばかりだったのですが、人生で初めて自分で決めて自分で行動した出来事でした。

承認欲求が強いことにどうしていいかわからなくなった

ー SPINNSに入社されてからはどうだったのでしょう。

山崎 :一年位で担当長を任せていただくようになりました。
この時、お仕事を通じてチャレンジすることの大切さを学ばさせていただきました。
でも同時に承認欲求が強い自分が出てきて部下を育てることよりも、自分の承認欲求を満たしたいと感じて行動している自分に気がつきました。
私は自分が認められること前提でお仕事を進めるタイプなんだと初めて自覚しました。

山崎 :その時ちょうど新入社員面談があり、その部分を指摘されて面談は落ちる結果になりました。とても残念で「なんで」という思いもあったのですが、その後SPINNS阿倍野店での店長のお話をいただくことになります。
店長というお仕事で結果を出したら認めてもらえるのでは。と考えた私は阿倍野店の店長になりましたが、ここでも自分の承認欲求を満たすための行動が原因で部下と上手くいかず、スタッフ達と距離が生まれてしまう結果になってしまいました。

山崎 :そのような経験から私は自分自身の承認欲求が強いことにどうしたらいいのかわからなくなりつつありました。
翌年の新入社員面談の際にある方に相談したら「承認欲求なんかみんな持ってるから、あおいはあおいのままやってみなよ」と言われました。
ずっと自分の承認欲求を「無くそう無くそう」として自分よりも部下のことや相手のことを考えなければいけない。けれど承認欲求は無くならない。もうどうしたらいいのかわからなくなっていたタイミングで「あおいはあおいのままでいいから、あおいのお店を作ってみなよ」と言われたことに救われたというか、気持ちが楽になりました。
こんな自分じゃダメだと思っていた自分を認めてもらえた気がしました。

働くことを通じていただいたのは、視野が広がるきっかけ

ー 以前の山崎さんと今の山崎さんで大きく変化したのはどこでしょう。

山崎 :自分を認めてもらえたという感覚と同時に違う視野を得ることになりました。
部下教育をしてお店をより良くすることは、結果的に会社も良くなるということ。
そして部下を育てることでお店をよくすることは、結果的に私のことも認めてもらえることにつながるという感覚です。

山崎 :そんな、私が思いのまま進んできたことで上手くいかなかったことも、考え方や見かたを変えるとすんなり越えられるような。SPINNSで働くことを通じて視野が広がる色々なきっかけをいただいた気がします。

山崎 :昔から目立ちたいし勝ちたい。劇をするなら主役になりたい、すごいと言ってもらいたいという自分でした。
以前の私は指示通り動いてほしいという動機から指示を出していましたけれど
バイヤーになって店舗のスタッフと関わることが増え、もっと成長させてあげたいと感じるようになりました。成長することで関わるスタッフに仕事を楽しいと思ってもらいたい自分がいます。

「とりあえず一回やる」とムテキになる

ー 山崎さんにとって「ムテキ」とは何でしょう。

山崎 :モットーとして「とりあえず一回やる」ということを大切にしています
この言葉はSPINNSに入ってから、特に行動するようになったのですが
とりあえずやってみることで得られるものが大きいと感じています。
ダメだったことも、できたこともやってみてわかった事が大切なのだと思います。
私は「最強バイヤー」と名刺に書いてしまうくらい最強のバイヤーになりたいです。
最強とはムテキ。
私にとってのムテキとは「とりあえずやってみること」です。

プロフィール 
山崎 葵(あおたん)
大阪府出身
SPINNS商品部レディース部門バイヤー
18歳で株式会社ヒューマンフォーラム(SPINNS)に入社。
20大前半で店長を経験し、現在はアパレル部門のレディースバイヤーとして関西で活躍中。
インタビュアー 大槻彦吾 (g5designs & Co.)