「変われるってムテキ」を世界中に。
それが、私たちスピンズのVISIONです。
世の中に服屋さんは星の数ほどあれど
私たちスピンズは「変われるってムテキ」を伝えたい服屋さん。
自らが変わっていくことで、自分の人生をクリエイトし
ワクワクを世界に伝えていく。
このインタビューは、そんな私たちの「変われるってムテキ」物語です。
今回のインタビューはSPINNSプレス 田村珠里さんにお話をお聞き致しました。
人見知りで親とかお姉ちゃんの後ろをついて回るような幼少期
ー 田村さんがSPINNSに入社された経緯をお聞かせください。
田村 :事前にこのインタビューの色々な方の記事を読ませて頂いたのですが、私は店舗の経験もあまりないので自分の人生の大々的な分岐点のような出来事が思い浮かばないので何を話そうかと思っています。
私は小さい頃から人見知りで、親とかお姉ちゃんの後ろをついて回るような子でした。
高卒で入社したのですけれど高校3年生のギリギリまで進路が決まっていませんでした。専門学校の体験入学も行ったりしていたのですが家庭の事情で進学することを選択肢から外しました。
となった時に毎週原宿に通う生活をしていたのですが働くならアパレル関係だなと思ってSPINNSが思い浮かびました。
SPINNSは色んな系統の服があって、私自身も古着が好きだったり色々なファッションを楽しみたい人だったので「型にハマらないファッション」という世界観がいいなと思って面接を受けてプレス部署に入ることになりました。
自分のことがあまり好きではない私を、次の自分にどう活かしていくか
ー 毎週原宿に通っていたのはどうしてなんでしょう。
田村 :そもそも、当時あまりやることがありませんでした。
原宿は行けば何でもある場所だったので何となく通っていました。
SPINNSに行かない日ももちろんあったのですけど、何でもある原宿が好きで。原宿に行けばSPINNSに立ち寄るという感じでした。
ー アパレルに興味が湧いたのはどんな動機があったのでしょう。
田村 :服が好きだったからです。
好きな服を着て歩いている時の自分が好きでした。
ー 幼少期の田村さんはどんな人だったのでしょう。
田村 :基本的に人のせいにできない性格で、どんなことでも一度「自分のせいだな」と考える癖が過去の経験から根付いてしまっていると感じます。
ずっとダメな自分だなと考えてきた人生だったのですが、社員研修を通じて今が変われるチャンスだなと感じています。
元々自分のことがあまり好きではない性格の私が、次の自分にどう活かしていくかというのがまだ考えられていなくて。
まさに今が人生の分岐点のような気がしています。
自分から関わっていかないと何も変わらないんだ
ー 割とネガティブに考えるタイプだという田村さん。SPINNSに入ってどんな印象を持たれたのでしょう。
田村 :入社した当初は「熱すぎる会社」だと感じました。
私はずっとネガティブに生きてきたので、正直言うと会社の雰囲気に「合わないな」と感じていました。
でも、それと同時に寄り添ってくれる会社だなとも感じていました。
働き始めて時間が経つに従って最初は「熱すぎる」と感じていた熱量に段々追いついていった感覚があります。
働きはじめの時は右も左も分からない状態で、企業理念の意味もよく理解できていませんでした企業理念の中に「主体的に関わる」というのがあるのですけど「なんで自分から聞かなければいけないの」と思っていました。
田村 :でもお仕事を通じて、色々な人と関わっていくうちに自分から関わっていかないと何も変わらないんだと実感していくようになりました。
1〜2年目は先輩の後ろをついて回るような仕事のやり方だったのですが、3年目からは全部自分がやらなければいけない状況になりました。
プレスは人の異動も多い方なので環境がよく変わります。
私は環境が変わることがすごく苦手なので毎回、また一からになってしまったと感じることが多かったです。
そんな風に環境が幾度となく変わるたびに、待っていても仕方がないので自分から関わらないと何も変えられないと学んだ気がします。
自分ごとで頑張れる会社
ー そんな田村さんが社員になると決めたのはどうしてだったのでしょう。
田村 :ネガティブな性格なので、この会社は大好きなのですが自分に自信がなくて、自分を表現することが苦手です。
だから社員さんになるのは難しいなと思っていました。
そんなある日、社員にならないかというお話をいただいた時に、まさか自分が社員になれるとすら思っていなかったので声を掛けていただいた方の期待に応えたいと思ったことが一番大きいです。
ー 内向的な性格の田村さんが期待に応えたいと社員を選んだ奥にはどんな変化があったのでしょう。
田村 :他の会社のことはわからないのですが、こんなに自分ごとで頑張ろうと思える会社はSPINNSだけかなと感じてます。
友達との会話で「会社辞めたい」とかの話が出ることがあるのですけれど、友達からも「何でそんなに頑張れるの」と聞かれたこともあります。
でも、その理由は自分でもわからないままです。
田村 :ただ、こんなにあたたかい人達がいる会社はここだけなのかなと感じています。
SPINNSではことあるごとに理念の言葉が会話に出てきます。
言っているだけではなくて、一人一人が行動している感じです。
田村 :この会社には色々なタイプの人がいて、行動的で社交的な人もいれば、私みたいにあまり自分を出すことが苦手な人も勿論います。
でも、全ての社員に求められているのは「今のままの自分ではダメ」ということだと感じていて。
だから色々なタイプはいるけど、お互いに関わっていく行動することを奨励されていて、同時にその行動をきちんと見ていてくれる。
それが一人一人に染み付いているからあたたかさを感じるのかもしれません。
お仕事を通じて「あたたかい気持ち」になること
ー 田村さんはこれからの未来をどうイメージしていますか。
田村 :もっと成長したいです。
私は自信が欲しくて、ずっと自信がなくて。
ずっと自信がないままお仕事をしているのですが、自信をつけてお仕事ができたらもっと楽しいだろうなと思うので成長がしたいです。
そして今はSPINNS認知を世の中に拡げることが仕事のメインですけど、お仕事を通じてSPINNSの良さ、暖かさを伝えたいと思っています。
そんなお仕事を通じて私が得られるものは「暖かい気持ちになる」こと。
こんな気持ちを多くの人が持てたらもっと良い社会になるのではないかなと感じています。
普通の人間だけど受け止められる存在。
ー 田村さんにとって「ムテキ」とは何でしょう。
田村 :ムテキって何だろうなと思って、辞書で調べたら「敵を作らないこと」と書いてありました。
それは良い意味でも悪い意味でも捉えられるなと思います。
私は良い意味での敵を作らない存在というか、何かに突出している完璧な人間というより普通の人間なのだけど「受け止められる存在」という感じがします。
プロフィール 田村珠里 SPINNSプレスマーケティング部所属 高校卒業後、18歳で株式会社ヒューマンフォーラム(SPINNS)に入社。 プレスマーケティング部での業務を主軸としながらSPINNS竹下通り店でも店舗スタッフとして約1年勤務。 現在はSNSマーケティングに取り組みながらお客様にSPINNSのブランドコンセプト”変われるってムテキ”を伝えられるよう奮闘中。
インタビュアー 大槻彦吾 (g5designs & Co.) 1973年千葉県生まれ。現在は横浜市在住。 転勤族の家庭に生まれ幼少期から27回の引っ越しを経験。高校卒業後韓国に5年間留学。 アパレルメーカーにて11年間生産・営業部長を経験。退職後ヒューマンフォーラム入社。 5年を経て社内研修を体系化。「人間が人間らしく活きられる」をテーマにキャリア・評価制度・チームビルディングをメインに 現在はg5designs.co.を主宰して持続可能な組織開発にあたっている。