変われるってムテキインタビュー vol.22 SUPER SPINNS梅田HEPFIVE店 中村未緒

変われるってムテキインタビュー vol.22 SUPER SPINNS梅田HEPFIVE店 中村未緒

「変われるってムテキ」を世界中に。
それが、私たちスピンズのVISIONです。

世の中に服屋さんは星の数ほどあれど
私たちスピンズは「変われるってムテキ」を伝えたい服屋さん。
自らが変わっていくことで、自分の人生をクリエイトし
ワクワクを世界に伝えていく。

このインタビューは、そんな私たちの「変われるってムテキ」物語です。

今回のインタビューはSUPER SPINNS梅田HEP FIVE店 中村未緒さんにお話をお聞き致しました。

少しひねくれていた幼少期

ー 中村さんの幼少期からのお話をお聞かせください。

中村 :小学生の頃はなんでも思ったことを言ってしまうタイプでした。
思ったことをズバッと言ってしまうので友達から「なんでそんなことを言うの」と喧嘩になることもよくありました。
そのような出来事があったので中学に入ってからは「率直に自分の思ったことを言ってはダメなんだ」と思って皆の意見に合わせて自分の意見を押し殺すような感じになりました。
すると逆に友達から「自分の意思はないの」と言われることもあったりして「言ったら言ったで否定されるし、言わなかったら言わなかったで意見はないのかと言われるし」とその頃は、反抗期というか少しひねくれていたと思います。

人に伝えることが出来るようになった

中村 :高校は女子校に入ったのですが、そこで大きく変わる出来事がありました。
最初に仲良くなった友達がいたのですが、彼女は自分の意見も言うけれど人の意見や考えていることを優しく聞いてくれる人でした。
皆の前ではなく2人になった時に「さっき何も言ってなかったけど、何か思うことある?」と聞いてくれるような感じです。
おかげで、その子には「実はこういう事は良くないと思っていた」と自分の意見を伝えると「それってめっちゃ良いことだから、言ったほうがいいと思うよ」と助言してくれました。
そんな会話をしている中で「自分の意見を言うことに自信がないの?」と聞いてくれて、私が「昔は自分の意見を人前で言うことは出来たけど、今は言う自信がなくなってしまった」と初めて人に自信がないことを伝えることができました。
それからは、一度のその友達に聞いてもらってから人前で意見を言うようになりました。
おかげで「言って良い意見」や「人によっては勘違いされやすいからこう伝えたほうがいい意見」と色々なアドバイスをもらいながら人に伝えることが出来るようになりました。
これが一つ目の私が変わった出来事です。

将来的にお仕事全体では楽しさを感じられない気がした

ー 人に意見を伝えることにコンプレックスを抱えていた中村さん。その後はどうなったのでしょう。

中村 :高校卒業後、美容系の専門学校に進学しました。
進学と同時に元々ファッションにも興味があったのでSUPER SPINNS梅田店で学生アルバイトとし働くようになります。
あっという間に1年が過ぎ、就活が始まる2年目になって進路のことを考えるようになります。
自分の中で将来的に美容系のお仕事かアパレルのお仕事どちらで働くかで悩みました。
そんな中、美容系の会社でインターンとして働かせていただく機会に恵まれました。
インターンなので正式に働いていたわけではないですが、その会社で感じたことは従業員さん同士の温もりを感じることができなくて、接客は楽しいのですが将来的にここで働くと考えた時にお仕事全体では楽しさを感じられない気がしました。
美容やメイクはとても大好きなのですが、仕事としてのやりがいや楽しさを失ってしまいそうな気がして美容を仕事にするのは辞めました。

「やりたいことに対してフルに時間を使わないこと」の方がもったいない

ー アパレル業界に進もうと決めたきっかけはどんなことだったのでしょう。

中村 :美容系に進むことを辞めてアパレルに進もうと決めたのはファッションが好きだったのもありますが、接客の楽しさが美容での楽しさとアパレルでの楽しさが全然違ったことが大きかったです。
お客様は美容だと「こういうメイクがしたい」アパレルだと「こういうファッションがしたい」と聞かれることが多いのですが、私がやりたいと感じた接客はアパレルの方でした。

中村 :私は思ったらすぐに行動したいタイプなので、専門学校を途中でやめることに決めました。
親も学校の校長先生も「あと1年通えば卒業できるから学歴も付くし」と4回くらい説得していただきました。
学費も学校を辞めても払わなければいけなかったので月に10万円くらい払い続けなければいけませんから「毎月10万円も払えるの?」と。
経歴も学費ももったいないと言うことを散々伝えていただきました。
でも、私としては将来やりたいことが決まったのであれば、専門学校に通いながらだと週に1〜2回くらいしか入れない学生アルバイトではなく「やりたいことに対してフルに時間を使わないこと」の方がもったいないと感じたので専門学校を辞めました。

「言っても良いんだ」と感じるようになった

ー 大きな人生の決断をした中村さん。SPINNSで働き始めてからはどうだったのでしょう。

中村 :学生の頃はSPINNSの会社のことはあまり知らなかったです。
でも学校を辞めてフリーターになってから働く時間が増えたことで、任される仕事も増えて色んなスタッフと関わる機会が多くなりました。
人と触れ合うことを通じて、この会社は人の意見もそうですが人の気持ちも大切にしてくれる人がとても多くて、自分の意見が言えなかった私が「言ってもいいんだ」と感じるようになりました。
もちろん、間違えた事を言ってたらちゃんと教えてくれます。
でも、それ以前にどんな意見でもしっかりと聞いてくれることを体験したことで、過去の経験から少しひねくれていた物の捉え方が抜けていって素直さを少しは取り戻せたのではないかなと感じます。
この会社で働くことで、人に自分の意見が言えないというコンプレックスが抜けたこと。
これが大きく変わった二つ目の大きな出来事でした。

私がアパレルで働くことが好きだった理由はこれだった

ー 中村さんが今やりたいことはなんでしょう。

中村 :バイヤーもやりたいのですが、先日SPINNS大宮店のヘルプで1ヶ月くらい働かせていただきました。
その時、接客を通じて仲良くなったお客様がラストの日に会いに来て下さったことがありました。
そんな繋がりを感じた時に「私がアパレルで働くのが好きだった理由はこれだった」と改めて気付かされました。
これからの進む道としてはバイヤーも考えていますが、お店の中で接客をより拡げていくことをやっていきたいです。
そして、これから近い将来のことを考えても結婚して子供を授かってもまた戻って来たいと考えています。

苦手な事でも、全力でやり切る突破力

ー 中村さんにとっての「ムテキ」とはなんでしょう。

中村 :「何事もこなすことが出来る」です。
でも冷静な判断ができたり、計画性があったりという事ではありません。
「自分に苦手な事であっても、全力でやり切る突破力がある」ことだと思います。

 

プロフィール
中村未緒(たぴちゃん)
SUPER SPINNS梅田店 レディース担当長 美容専門学校に通いながら19歳で学生スタッフとして、株式会社ヒューマンフォーラム(SUPER SPINNS梅田店)に入社。
入社3ヶ月でフリーターになり、レディース担当を1年経験したのち現在もなお、レディース担当長として活躍中。
日々の接客の中で、スピンズでしか体験できないワクワクする体験、SPINNSのコンセプト「変われるってムテキ」を伝えています。

インタビュアー
大槻彦吾 (g5designs & Co.)
1973年千葉県生まれ。現在は横浜市在住。
転勤族の家庭に生まれ幼少期から27回の引っ越しを経験。高校卒業後韓国に5年間留学。
アパレルメーカーにて11年間生産・営業部長を経験。退職後ヒューマンフォーラム入社。
5年を経て社内研修を体系化。「人間が人間らしく活きられる」をテーマにキャリア・評価制度・チームビルディングをメインに
現在はg5designs.co.を主宰して持続可能な組織開発にあたっている。