変われるってムテキインタビュー vol.33 SUPER SPINNS 福岡PARCO店 佐藤星奈

変われるってムテキインタビュー vol.33 SUPER SPINNS 福岡PARCO店 佐藤星奈

「変われるってムテキ」を世界中に。
それが、私たちスピンズのVISIONです。

世の中に服屋さんは星の数ほどあれど
私たちスピンズは「変われるってムテキ」を伝えたい服屋さん。
自らが変わっていくことで、自分の人生をクリエイトし
ワクワクを世界に伝えていく。

このインタビューは、そんな私たちの「変われるってムテキ」物語です。

今回のインタビューはSUPER SPINNS 福岡PARCO店 佐藤星奈さんにお話をお伺いしました。

楽しい方や楽な方を選択して生きてきた

ー 佐藤さんの幼少期からのお話をお聞かせください。

佐藤:中学から高校まで陸上をやっていました。
小さい頃から足が速くて運動会ではリレーのアンカーで大活躍するような子でした。
自分で言うのも何なんですけど。笑
勉強よりもスポーツが好きなタイプでした。
高校進学の際には勉強したくない、制服が可愛い高校という単純な感覚で進路を考えていたところに陸上の推薦が来たので進路を決めました。
高校2年のある日に部活もやりながらアルバイトを始めたのですが、アルバイトで働くことの楽しさを知った瞬間、両立ができなくなり部活をサボるようになって2年生の冬に部活を辞めました。
振り返るとSPINNSに入るまでは自分の楽しい方や楽な方を選択して生きて来たような気がします。

ー 部活を辞めるほどにアルバイトが楽しかったのはどうしてだったのでしょう。

佐藤:初めてのアルバイトというのもあるのですが、店長が優しくよく可愛がってもらってました。そして飲食店だったので派手髪NGなのに赤髪でも許してくれて自分らしく働けるということと、信頼して任せてもらえてバイトリーダーもさせてもらいました。
店長が居てくれて助かっているというのを伝えてくれたのでやりがいを感じたことと、バイトの仲間とも関係性が良かったのでアルバイトに行くのも楽しかったです。
お仕事自体も前向きに捉えてできていたのが大きかったのかも知れません。
今思えば部活にも限界を感じていたので良いきっかけを探していたというのもあるかも知れません。

「SPINNSで働くことが、自分を一番輝かせる」という確信

ー それからどのようにSPINNSに入社するようになったのでしょう。

佐藤:高校生の頃にSPINNSに出会いました。北九州が地元なのですが、天神に行ったら必ず立ち寄るお店がSPINNSというくらい好きなお店でした。
古着が好きになったきっかけはSPINNSに行った時に出会った一点物の古着に一目惚れしたことでした。古着の魅力が広がり色んな系統の古着にもチャレンジすることができました。
高校卒業する時、ほとんどの人は就職か専門学校に行くなど進路が決まっていました。
私は自分が行きたいと思えないところに進むのは嫌だったので、親の知り合いのところに就職すると嘘をついて、SPINNSで働こうと決めて1年間アルバイトをして福岡で一人暮らしができるだけのお金をアルバイトを掛け持ちしたりして貯めました。

ー 福岡に行くという夢を叶えるために1年間頑張れた理由はなんだったのでしょうか。

佐藤:その時は福岡で一人暮らししてSPINNSで働きたいという夢のために全力でした。
「SPINNSで働くことが自分を一番輝かすことができる」となぜか確信を持ってました。

佐藤:お金が貯まったので福岡で一人暮らしの家を借り、SPINNSの面接を受けて採用していただけることになりました。
先に家を借りていたのでSPINNSの面接を受けて落ちる可能性も考えてはいましたが「なんとかなるだろう」精神で行ってました。
そんな状況の中で採用して頂いた時はメチャクチャ嬉しかったです。
待ち望んで入ったSPINNSでしたが最初、遅刻しまくったりしていました。

怒られる中で伝わってきた「もっとできるよ」という期待

ー 1年間頑張ってお金貯めて念願のSPINNSに入社したのにどうしたのでしょう。

佐藤:最初は馴染めなかったというか、仕事に対して全力でなかったと思います。
そんな中で当時の上司に結構怒られていたのですけど、上司に「これをやりな」と分析のシートを渡されたことがきっかけで誰よりも早く出社して分析や売り場づくり、仮説検証する楽しさややりがいを学んで変わっていったと思います。
怒られることは落ち込むこともあったのですが、その反面当時の上司からの期待というか「もっとできるよ」と背中を押してもらっている感覚がありました。
自分自身でも「もっとできる」と感じられていたと思います。

佐藤:そんな経験を経て成長をしている中で古着部門の担当長を任されることになりました。
でも自分より先輩の方が二人いらっしゃって、先輩に対して指示を出したりするのはどうしていいのかよく分からず苦しかったです。
当時のチームは仲が良かった分、仕事と遊びの境界線が曖昧になってしまう感じもあって、お仕事として正さなければいけない場面もあったのですが、指摘もできず流されてしまっていたりしてリーダーとしては失格だったと思います。

「私らしいリーダー」に出会って発見した新しい自分

ー 上手くリーダーとして行動できない佐藤さんはどのように越えて行ったのでしょう。

佐藤:そんな中、これじゃダメだと当時の上司がきっかけを作ってくださり仲間と話し合うことができました。話し合いでは自分の想いを伝え、一人一人の想いも聞くことが出来ました。そのお陰でメンバー一人一人が仕事に対して向き合ってくれたり、前向きに話し合いができたりと好転し始めました。
私自身はリーダーとして「こうでなければならない」というリーダー像を勝手に作って、できないことで自信をなくしていました。
昔は仲間を先頭に立って引っ張るというのは出来ないタイプでした。
でも私が考えていたリーダーは仲間を引っ張るようなタイプをイメージしていたので「私出来ないな」と落ち込んでいました。
そんな時、上司が「他の担当長と比べなくていいし、ガガはガガらしい担当長をやればいいよ」と言ってくださった言葉で前向きになれました。

佐藤:今考える「私らしいリーダー」は仲間一人一人と対話をして意見を聴くことと、信頼と敬意と感謝を忘れないこと、
働く仲間の楽しいとやりがいに繋げれるように相手の立場に立って考えて行動することを大切にすることです。
それから少しずつ担当長として引っ張っていけるようになったり、皆が支えてくれたりして担当長として成長できたかなと思います。
担当長になって一人一人と向き合うことを通じて、仲間の成長を喜べる私がいることも新しい発見でした。

なりたい姿に向かって行動して出会う「ありのままの自分」を愛する

ー 佐藤さんにとっての「ムテキ」とはどんなイメージでしょう。

佐藤:自分のなりたい姿に向かって行動して出会う、ありのままの自分を愛することかなと思います。
私は古着が好きになって、行動することで新しい自分を発見できました。
担当長になって苦しんだけど、行動することで知らなかった自分も知ることが出来たので。
そんな状態がムテキなんじゃないかなと思います。

佐藤星奈【ガガ/ガガねえ/せいな】
福岡県遠賀郡出身
SUPER SPINNS福岡PARCO店USED担当
AMS SHOP スタッフ

三度の飯よりレディーガガが好き!ガガです!
20歳で株式会社ヒューマンフォーラム(SPINNS)に入社。
入社後USED担当になり、21歳から古着担当長を経験。
今年、念願のSPINNSの社員になりSUPER SPINNS福岡PARCO店とAMS SHOPを行き来しながら、
日々仲間と一緒にお客様のまた来たい大好きに
繋がるお店作りやカワムテを通して沢山のお客様を笑顔にするサポートしております!

インタビュアー
大槻彦吾 (g5designs & Co.)
1973年千葉県生まれ。現在は横浜市在住。 転勤族の家庭に生まれ幼少期から27回の引っ越しを経験。
高校卒業後韓国に5年間留学。 アパレルメーカーにて11年間生産・営業部長を経験。退職後ヒューマンフォーラム入社。
5年を経て社内研修を体系化。「人間が人間らしく活きられる」をテーマにキャリア・評価制度・チームビルディングをメインに 現在はg5designs.co.を主宰して持続可能な組織開発にあたっている。