皆さん、はじめまして!!
SPINNSのUSEDバイヤーの飯田と申します。
今回は僕が古着にハマったきっかけと、パキスタンでの仕事の話をしたいと思います。
まず、古着にハマったきっかけを少し。
18歳の頃、古着屋さんに行ったことが最初のきっかけです。
そこで店員さんにに古着の魅力や、何故、古着を着ているのかを教えてもらい、僕も他の人と違う格好をしたい!古着でオシャレを楽しみたい!!と思うようになりました。
そう思ってから毎週末、古着屋さんに通い、
「古着なのにどうして新品の服よりも値段が高いのか?」など色々と質問していました。
例えば…リーバイスの501XXなどですねぇ。
ヴィンテージの古着だと100万円以上するものもあるのですが、501XXもその中の一つ。
なぜそんなに高いのかというと、501XXの場合は世界大戦のタイミングで物質制限がかかり、数が出回らなかったことや、現代のデニムと違いコインポケットがないなど、希少価値があるためこの値段なんですね。
そんな話を聞いていくうちに古着にのめり込み、
「古着ってめっちゃロマン詰まっとるやん!」と感じるにようなり、古着に携わる仕事を絶対にしたい!バイヤーになりたい!と思うようになりました。
そんな僕が古着に感じる魅力はこの3つ。
・流行に流されない
・新品の洋服とは違い人と被らない
・僕という人物を、古着を通して表現できる
流行=オシャレが苦手で…
毎シーズン洋服を買いますが、1年後にも同じ洋服を着るか?となると…僕は着ないなーとなってしまいます。
それなら30歳、40歳になってもこの服を着たい!そんな想いを僕が憧れた古着屋さんの店員さんとは違った形で、お客様にも伝えていきたいと思っています!!
次は、パキスタンでの僕の仕事を紹介していこうと思います!!
まずは、パキスタンについての紹介です!
パキスタンって何処?となりますよね!
ここです!
南アジアに位置する国で、僕はパキスタンの首都であるカラチで古着をピック(選別)しています!!
公用語は英語・ウルドゥー語ですが、
ウルドゥー語は未だに全く理解ができてないので英語でコミュニケーションを取ります。
日本でも電話のやり取りを頻繁に行います。
ちなみに、パキスタンでの僕の名前はパチャです!笑
宗教はイスラム教。
イスラム教は、お酒は厳禁!豚肉は食べない!などがあり、日本では考えられないことがいっぱいです!
まだまだ、パキスタンについて紹介したりないですが…
ここからは僕の仕事についてのお話です。
僕が海外で仕事をするにおいて大事にしていることは、
・海外では文化に触れる
・思いを伝える
この2点です!
まず、【文化に触れる】
最初の頃はかなり苦戦しました。
食事やトイレ、シャワーなど生活のありとあらゆるものが日本と大きく異なります。
これは、朝飯、昼飯、夕飯です!
昼飯は床に置き、一緒に足も写っていますね!笑
蛇口を回してもお湯が出ない!
冬になるとヤカンでお湯を沸かし、それをバケツに入れてシャワーの代わりにします。
トイレには紙が無く、紙は使用しません!笑
僕自身は、最初は多くの戸惑いもありましたが…
現在は「文化に触れる」ことで、お取引先との関係性が変わっていったと思っています。
パキスタンの日常に触れ、一緒に時間や空間を過ごしていくことで変化していきました。
なかなか困惑することもありますが、「自分から変わらないと心を開いてくれない!」と、
今では思います。
また、パキスタンの日常に触れることで、日本での日常に有難さも感じるようになりました。
海外で風土や文化を触れることにより多くの学びがあります!
皆さんも海外に行くタイミングがあれば、是非、その土地の風土や文化に触れてみてください!そこから感じれるものは、想像以上にいっぱいあると思います。
次に、【想いを伝える】
「伝える」ということを理解できていなかった僕は、かなり苦労しました。
話したから相手が理解してくれてると思い、一方通行の会話をして大きな失敗をしました。
その時に先輩に、「言った」と「伝えた」では違うよね?と言ってもらったことは、今でも覚えています。
今では、失敗を体験したからこそ、理解でき、成長できたと良い体験だったと思います!!
そこからは、相手が理解してくれるまでコミュニケーションを取り、時には口論になることもありました!笑
今でも、口論になることは多々ありますが、僕も本気で、相手も本気で向き合ってくれているからこそだと思います。
思ったこと素直に伝えることは、仕事を円滑に進める為にとても重要なことだと、パキスタンで学ぶことが出来ました。
英語で洋服のグレーディング(内容)などを伝えることは、とっても難しいですがが本気なら必ず伝わります!
英語が出来なくても、必死に体を動かして伝えます!笑
もちろん、感謝の気持ちを伝えることも大切です!
この【文化に触れる】【思いを伝える】という2点は、色々な経験を経て、大切にしていることです!
次に、僕が普段パキスタンのどんな所で仕事しているかを紹介していきます!
僕たちが手にしてる古着は、どんな所から来ているかを知っていますか?
あまり想像がつかないですよね?
こちらです!
こんな服の山から一点一点を選んで、店頭や通販に並んでいます。
ビックリですよね!?
この古着の山から見たこともないアイテムに出会えるかも!!と、いつもドキドキしながら商品を選定しています!
ディーラーさん(お取引先)は、この中から僕たちの要望に沿う古着を探してきてくれます。
もちろん、僕たちバイヤーもこの中から欲しい物を探しますが、本当に大変です!!
何故、大変か?
どこの古着屋さんも、お客様が欲している商品は一緒です!古着も数が限られているので、いいものはどんどんなくなっていきます。
その様な状況の中で、SPINNSは、何故、これだけ多くの古着をお客様に届けられるのか?
SPINNSができてから27年間、世界中のお取引先とコミュニケーションを絶やすことなく、取り続けてきました。
その結果が、「SPINNSのバイヤーが来るのなら、SPINNSと仕事をしよう!」を思ってもらえ、SPINNSにはカッコイイ、カワイイ商品がいっぱい並んでいます!
気温が40度を超え…体感温度は50度くらいになることも多々ある環境の中で、毎日、何万枚の中から商品の選別を行っています。
大変ですが、「店頭に荷物が届いた際に、お客様にドキドキ・ワクワクが届け!」という気持ちで日々頑張っています。