DRCラ・ターシュは現在、買取価格が高騰しており時には、ロマネ・コンティに匹敵する価格になることも!なぜそこまで高騰しているのか?これより、買取価格が高騰している理由や、DRCラ・ターシュそのものについて等、幅広く解説します。
1.DRCラ・ターシュとは?
DRCラ・ターシュの特徴
DRCラ・ターシュの特徴は、なんといっても特徴的な畑から採取される異なる味わいのブドウをブレンドして、製造されているところ。
ブレンドされても味が落ちず、安定した品質を保っています。それはヴィンテージになっても変わることが無く、どのワインよりも味わいや香りが風化することなく残るのです。
DRCラ・ターシュの歴史
DRCラ・ターシュは1869年に所有権を得た当主「オベール・ド・ヴィレーヌ」氏の家系が、1933年に新たに入手した畑が始まりとされています。
ロマネ・コンティの畑の南に位置するこの畑で、時にはロマネ・コンティを凌ぐ逸品が生まれるとは、当時は思っていなかったことでしょう。
DRCラ・ターシュの畑について
DRCラ・ターシュの畑は少々変わっており、縦に細長い合計6.06haの畑なのです。
そのせいか、上部・下部ではブドウの仕上がりに違いが出ており、上部では重厚で味わい深いブドウ、下部では繊細な味わいのブドウが採取されています。
ロマネコンティの弟
DRCラ・ターシュの味わいは比較的安定しており、ブドウの当たり年になるとその味わいは格段に向上します。
中には、かの有名ワイン「ロマネ・コンティ」を超えるラ・ターシュも出現することも。その為、愛好家からは「ロマネ・コンティの弟」とまで言われているのだとか。
2.DRCラ・ターシュの相場高騰中の年代ベスト5
1位:当たり年に誕生した名品「1999年」
DRCラ・ターシュの中でも、一番相場が高騰しているのが「1999年」のラ・ターシュです。1999年は、ブルゴーニュ地方のブドウの出来栄えが素晴らしく「当たり年」とされています。
当たり年のブドウで製造されたラ・ターシュは、ワイン評論家からも100点に近い点数で評価されるほどの名品として世に輩出。その上、2015年以降がちょうど良い飲み頃を迎えることもあり、相場が現在も絶賛高騰中なのです。
2位:1999年に負けない”当たり年”「2005年」
続いて登場するのがDRCラ・ターシュの「2005年」です。2005年のラ・ターシュも1999年と同じく、ブドウの当たり年に誕生した逸品。味わいも角が無い、バランスの取れたワインに仕上がっており舌触りや鼻から抜ける感覚も、ロマネ・コンティに匹敵することでしょう。
1999年と同じく当たり年ワインは、多くの愛好家に目を付けられやすく、市場では現在も相場が高騰しています。
3位:DRCラ・ターシュ最高の逸品「2009年」
第3位に挙がるのが「2009年」。2009年物は、DRCラ・ターシュの中でも傑作と呼ばれる逸品に。
ブドウの当たり年の中でも更に良い物が仕上がった2009年は、DRCラ・ターシュの味わいや余韻、舌触りから香りまで一変させます。濃密で重厚な味わいながら繊細な味わいが上手に調和し、なおかつ余韻もいつまでもこの後味が続くのでは?と感じさせるほどです。
そのためか、市場では引く手あまたの状態に陥り、「欲しい!」と思ったとしても、残念ながら入手するのは難しくなっています。
4位:DRCラ・ターシュ×熟成が織りなす不思議な味わい「1990年」
第4位はDRCラ・ターシュの「1990年」。1990年物になると熟成も程良く進んでおり、製造間もないDRCラ・ターシュとは異なる味わいへと変化します。
若々しさを感じさせない濃厚でまろやかな味わい。鼻から抜ける香りも嫌味が無く、後味も言うことのないほど素晴らしい余韻を楽しませてくれます。若いDRCラ・ターシュとはまた違った不思議な味わいを持つ1990年もまた、価格が高騰している中の1つとなります。
5位:パーカーポイント99点を獲得した「2003年」
最後に紹介するのは、DRCラ・ターシュの「2003年」です。2003年物のDRCラ・ターシュは、ワインの全ての評価が決まると言っても過言ではない「パーカーポイント」で高得点を出した名品です。なんと満点に近い「99点」を叩き出したのです。
100点に近い点数を出したためか、愛好家のみならず各業界からも引く手あまたとなり、今では品薄が続いています。そのためか、価格も日を追うごとに高騰していき、いずれはロマネ・コンティと同額になるのでは?と思わせるほどの上昇率を見せています。
3.DRCラ・ターシュの当たり年は?
DRCラ・ターシュは、上記で紹介した年代の他にも数多くの年代物が販売されてきました。特に当たり年のDRCラ・ターシュは、今でも人気が衰えることなく、愛好家の他に各界の方々からも求められています。当たり年ですと例えば…
・1990年・1999年・2003年・2005年・2009年・2010年
これらの年代物がDRCラ・ターシュの当たり年ワインとして挙げられます。
もちろん、上記で取り上げた当たり年以外のDRCラ・ターシュも素晴らしい逸品ばかりです。ただ、最高のDRCラ・ターシュを楽しむならできれば、当たり年のDRCラ・ターシュを狙って香りや味わい、余韻を存分に楽しんでみましょう。
4.DRCラ・ターシュの買取相場について
ここまで、DRCラ・ターシュの特徴や歴史、そして相場が高騰していることなどをご紹介してきました。では実際に、DRCラ・ターシュはどのぐらいの買取相場なのか?また最高価格はどのぐらいか?一緒に見ていきましょう。
DRCラ・ターシュの買取相場は?
売る前に知っておきたいのが、買取相場です。DRCラ・ターシュが一体どのくらいで売却できるのか、その目安として先に知っておきたいものですよね。
酒買取の専門業者であるストックラボの鑑定士が監修した買取相場をぜひ、参考にしてみてくさだい。
【DRCラ・ターシュ買取相場】
- ●1999年~400,000円前後
- ●2005年~400,000円前後
- ●2009年~350,000円前後
- ●1990年~400,000円前後
- ●2003年~320,000円前後
(※2020年11月現在)
DRCラ・ターシュの最高額
DRCラ・ターシュの最高額は、やはり買取相場と同じく1990年代ものとなっているようです。オークションでは、だいたい1本あたり36万円台~40万円近くまで高騰しているのです。
需要がどんどん高騰しているだけに、今後も注目の銘柄といえるでしょう。
5.DRCラ・ターシュの買取価格が高額になる理由
当たり年はロマネ・コンティを上回る!?
DRCラ・ターシュの買取価格が高額になる理由として、まず挙がるのがDRCラ・ターシュの味わいです。先述したように、特に当たり年のDRCラ・ターシュは、兄貴分でもある「ロマネ・コンティ」をも上回るほどの味わいと言われています。
すると、ワイン愛好家達がこぞって兄貴分を上回る味わいを求め新品のみならず、中古市場へも参入。中古市場に並ぶや否や、当たり年のDRCラ・ターシュはすぐ愛好家のもとへ旅立つため常に需要があるのです。
世界中でニーズはあるが、大量生産できない
「数が足りないならDRCラ・ターシュを大量生産すれば?」と思うことでしょう。ですが、DRCラ・ターシュの畑は非常に狭く、収穫できるブドウの数が限られています。
その上、創業当時から守られた厳格な選別が待ち受けているため、全てのブドウを使用できず、製造できる量も限られることに。
世界中にニーズがあってもDRCラ・ターシュの味わいを汚さないために、大量生産は一切行わず今もなお、創業当時の業を守り続けています。
6.DRCラ・ターシュの買取方法
「DRCラ・ターシュの買取をお願いしたい!でも…どんな買取方法があるの?」と言う悩みを抱えているいませんか?
ストックラボでは、お客様のニーズに合わせた買取方法を幅広く用意しています。例えば、店頭で買取を行う「店頭買取」や、忙しいまたは遠方で直接店舗へ足を運べない方向けの「宅配買取」「出張買取」と言ったサービスも利用できます。
更に、手軽にDRCラ・ターシュの買取金額が分かる「LINE査定」等々、様々な買取方法でお客様の大切なラ・ターシュを査定してくれるのです。下記のページで詳しくご紹介しています。
\ おまとめ買取で査定額がアップ /
まとめ
DRCラ・ターシュは現在も市場で枯渇しておりその結果、現在の価格高騰が続いています。しかし、今が高価買取のチャンスですので、不要なDRCラ・ターシュを買取に出してみましょう。
コメント