最近SNSでよく耳にする「〇〇界隈」という言葉。
TikTokやTwitterでは自分が属するコミュニティを調べる「界隈診断」が流行し、界隈という概念がZ世代を中心に注目を集めています。
本記事では「界隈」の意味や使われ方から、ジャンルごとの界隈一覧までを徹底解説します。ファッション、音楽、オタク趣味などカテゴリー別に代表的な界隈を整理し、あなたの気になる界隈が見つかるはずです。SNSで話題のユニークな界隈も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
界隈とは何?若者言葉「界隈」の意味と使われ方
「界隈」の本来の意味:
元々は「ある特定の地域」や「周辺一帯」という意味の日本語。しかし現在は場所に限らず使われます。
ネットスラングとしての意味
現在のSNSでは、特定の趣味・推し・テーマを共有する人々の集まり(コミュニティ)を指す言葉として定着しています。例:「○○界隈」といえば「○○に熱中する人たちのグループ」という意味。
使われ方
TwitterやTikTokのハッシュタグ、会話で「〇〇界隈では…」のように使い、共通の話題を持つ仲間がいるコミュニティを示します。「界隈」の後に付く言葉によって、そのコミュニティの興味関心がわかります。
共起語
「オタク」「ファン」「コミュニティ」「〇〇好き」などが一緒によく使われ、「界隈=〇〇クラスタ(集団)」と似たニュアンスで使われます。若者言葉・ネット用語として近年特に広まりました。
SNSで話題の「界隈診断」とは?
界隈診断が流行した背景
TikTokで2023年頃から、自分が属する界隈を簡単に調べられる遊びとして「界隈診断」がブームに。検索欄に「界隈」と打つと関連ワードが表示され、自分の趣味嗜好から意外な界隈が判明するとSNSで盛り上がりました。
診断のやり方
TikTokの検索で「界隈」と入力し、自分に当てはまりそうな界隈タグを探すだけ。たとえば「界隈 名前 診断」「界隈 一覧 TikTok」と検索すると、関連する界隈ワードが一覧表示されます。自分が普段見ている動画や投稿の傾向から、所属する界隈が見つかる仕組みです。
界隈診断が人気の理由
友達同士で診断結果を共有して「〇〇界隈だった!」「知らない界隈が出てきて面白い」と話題にしやすいためです。自分の新たな一面を発見できたり、共通の界隈に属する人同士で盛り上がったりと、コミュニティ参加のきっかけにもなっています。
関連キーワード
「界隈 検索」「界隈 見つけ方」「〇〇界隈 意味」などがSNS上で多く検索され、界隈診断から派生して「界隈 一覧」を求める声も増えています。
音楽・アイドル系の界隈一覧
音楽や“推し活”に関する界隈は特に盛んで、ファン同士の結びつきが強いのが特徴です。それぞれの界隈で好きなアーティストやジャンルを通じた独自の文化が発展しています。
歌い手界隈
概要: ニコニコ動画やYouTube発の「歌い手」たちを応援するファンの界隈。まふまふさんやそらるさんなどネットシーン出身の歌手を推す文化から生まれました。ボーカロイド曲やアニメソングをカバーする歌い手も多く、若者に根強い人気があります。
特徴: 歌い手のライブ配信や投稿動画をチェックし、ハッシュタグで感想を共有します。同人音楽やネット発ミュージシャンとも関連が深く、「歌い手オタク」と呼ばれることも。グッズやイベント情報の共有も盛んです。
共起語: 「ニコ動」「ボカロ」「ライブ配信」「推し歌い手」など。VTuberの歌ってみた動画が人気になり、VTuber界隈と重なる部分もあります。
K-POP界隈(韓国アイドル界隈)
- 概要: BTSやTWICEなど韓国発のアイドル・音楽を愛するファンコミュニティ。韓流ブームに伴い10代〜20代を中心に拡大しました。コンサートやカムバックのたびにSNSが賑わう代表的な界隈です。
- 特徴: お気に入りのメンバー(推し)への熱量が高く、SNSでハッシュタグ応援や投票企画が盛ん。YouTubeのミュージックビデオ再生回数を競ったり、最新情報をいち早く共有したりとファンダム(ファンコミュニティ)の団結力が強いです。
- 共起語: 「韓国〇〇」「K-POPオタク」「推し活」「沼落ち」など。韓国ドラマ好きの「韓ドラ界隈」や韓国コスメ好きのコミュニティと重なるケースもあります。
アイドル界隈(ジャニーズ・地下アイドルなど)
概要: 日本の男性アイドルグループ(ジャニーズ系)や女性アイドルグループ、地下アイドルまで、アイドルを追いかけるファンの界隈です。推しの写真や出演番組について語り合い、ライブ遠征するファンも多数います。
特徴: アイドルごとに「○○担(ファン)」という呼称があり、その集合体が界隈化しています。たとえばジャニーズJr.内の特定グループの界隈、AKB48グループの界隈、地下アイドル個別の界隈など細分化。リアルイベントや握手会の情報交換、SNS上での応援企画が日常的に行われています。
共起語: 「推し」「現場(ライブ)」「〇〇担」「オタ活」など。推しへの愛情表現やファン同士の連帯感(同担同士の交流)が界隈消費として経済効果を生むことも注目されています。
VTuber界隈
概要: バーチャルYouTuber(VTuber)を推すファンの界隈。キズナアイ以降ブームになり、にじさんじやホロライブなど多数のVTuberグループのファンが存在します。二次元キャラクターが好きな層とアイドルファン層が融合した独特の文化です。
特徴: 配信プラットフォーム上での**スパチャ(投げ銭)**文化や、リアルイベント(ライブビューイングなど)で盛り上がる姿が特徴です。お気に入りVTuberの配信をリアルタイム視聴し、「切り抜き動画」を共有するなどオンライン上の活動が中心。推しキャラへの愛が同じファン同士の一体感を生み出しています。
共起語: 「配信」「推しマーク」「箱推し」「〇〇組(ファン名称)」など。VTuberごとにファンネームがあり、そのファンたちが界隈として結束しています。
ダンサー界隈
概要: TikTokやYouTubeでダンス動画を発信・フォローする人々の界隈。ストリートダンスやコピーダンスが好きな若者が集まり、SNS上で技術を競ったり教え合ったりしています。WEGOが選ぶZ世代トレンドでもダンサー界隈がカテゴリーの一つとして挙げられています。
特徴: 流行のダンスチャレンジを通じて繋がることが多く、学校のダンス部やダンススタジオのメンバー同士がSNSで情報交換することも。人気インフルエンサーのダンス動画から派生したムーブメントも多数あり、振り付けを真似る文化が根付いています。
共起語: 「ダンス動画」「○○チャレンジ」「コピーしてみた」「踊ってみた」など。ダンサー出身の有名TikTokerやYouTuberが界隈の中心的存在になるケースも多いです。
オタク・趣味系の界隈一覧
アニメやゲームなど娯楽・趣味の世界でも、多彩な界隈が形成されています。好きな作品やキャラクターへの愛から生まれるコミュニティは、ネット上で活発に情報交換を行い、独自の用語や文化が発達しています。
アニメ界隈
概要: アニメ作品やキャラクターを愛する人々の界隈。テレビアニメから配信オリジナルまで幅広いジャンルが対象で、作品ごと・シリーズごとにさらに細かい界隈が存在します。例:「鬼滅の刃界隈」「ジブリ界隈」など作品名を冠したものも。
特徴: 放送中作品の考察や名シーンの語り合い、好きなキャラ(推しキャラ)の魅力を共有する投稿が盛んです。イベントや聖地巡礼の報告、フィギュア収集自慢など楽しみ方も多様。「界隈」という言葉は使わなくとも、ハッシュタグで同好の士を探せる環境があります。
共起語: 「オタク」「推しキャラ」「神回」「考察班」など。アニメ界隈は他の二次創作コミュニティ(絵描き界隈やコスプレ界隈)と重なる部分も大きいです。
ゲーム界隈
概要: ゲーム好きが集まるコミュニティ全般を指す界隈。家庭用ゲームからスマホアプリ、eスポーツまでジャンルは様々。特定のタイトルごとにコミュニティが形成され、「○○界隈」と呼ばれることが多いです(例:「ポケモン界隈」「APEX界隈」など)。
特徴: 攻略情報の交換、プレイ動画の配信や視聴、ランキング争いなどで盛り上がります。人気ゲームではTwitterにファンアートが流行ったり、大会情報でタイムラインが埋まったりと日常的に話題が発生。オンラインゲームではゲーム内の派閥がそのままSNS上の界隈になるケースもあります。
共起語: 「ゲーマー」「攻略」「ランク上げ」「野良VC」などゲーム用語が飛び交います。ゲーム実況者のファンコミュニティ(配信界隈)とも関連し、YouTuberやストリーマー単位の界隈も存在します。
漫画・同人界隈
概要: 漫画作品や同人誌を愛好する人々の界隈。特に人気漫画のファンはSNSで感想を語り合うだけでなく、二次創作(ファンアート・小説)を発表する文化があります。コミケなどイベント参加組も含め、一種のクリエイターコミュニティとも言えます。
特徴: 「◯◯編が熱い!」など最新刊の話題から、推しカップリング(CP)の妄想、考察、グッズ収集まで話題は尽きません。Twitter上では作品名+界隈という表現は少ないものの、「漫画垢」「同人界隈」といった形で自らの属性をプロフィールに記す人もいます。
共起語: 「考察」「ネタバレ注意」「尊い」「○○クラスタ」など。漫画界隈はアニメ界隈・絵描き界隈と密接で、メディアミックス作品ではこれらが混在した盛り上がりを見せます。
コスプレ界隈
概要: アニメやゲームのキャラクターに扮装するコスプレイヤーとそのファンの界隈。イベントやSNSでコスプレ写真を発信し合い、テクニックや衣装製作ノウハウも共有されています。
特徴: レイヤー(コスプレする人)同士の交流が盛んで、お互いの作品に「いいね」やコメントを送り合う文化があります。撮影会やスタジオシェアの情報交換、人気レイヤーのフォロワーコミュニティ化も進んでいます。界隈内でのルール(無断転載禁止など)も独自に発展。
共起語: 「併せ(合同コスプレ)」「レイヤー仲間」「推しレイヤー」「布教用写真」など。近年はSNS映えもあって若年層の参入が増え、コスプレ界隈がより裾野を広げています。
コスメ界隈
概要: 美容や化粧品に関心がある人々の界隈。流行コスメのレビューやメイク術の情報交換などが行われるコミュニティです。TwitterやInstagramではコスメ垢(専門アカウント)を運用する人も多く存在します。
特徴: 新作コスメの発売日にはタイムラインがその話題一色になることも。お気に入りのブランドや色味について細かく語り合い、ランキングやベストコスメを発表するユーザーも。美容系YouTuberやインフルエンサーを中心に界隈が盛り上がる傾向があります。
共起語: 「プチプラ」「デパコス」「メイク術」「推しコスメ」など。美容雑誌さながらの知識量を持つ一般ユーザーが多く、情報収集源として界隈が機能している側面もあります。
ファッション系の界隈一覧
ファッションに関する界隈は、特定のスタイルを好む若者たちがSNS上で集まりトレンドを発信しています。
服装だけでなくライフスタイルや音楽嗜好とも結びついており、各界隈ごとに独自の世界観があります。
地雷系界隈
概要: 黒やピンクを基調に厚底靴や量産型的アイテムを取り入れた「地雷系」ファッションを愛する人々の界隈。病みかわいい雰囲気をまとったスタイルで、2019年頃から女子高生を中心に流行しました。
特徴: 白肌メイクや涙袋強調メイク、ゴスロリ風アイテムなどが象徴。派生スタイルも多く、ストリート系を混ぜた「サブカル地雷」やパンク要素を足した「パンク地雷」、淡い水色・白を基調とする「天使界隈(水色界隈)」など細分化しています。SNSでは「#地雷メイク」「#地雷コーデ」で情報交換し、支持ブランド(量産型ブランドとの重複あり)も界隈内で定番化しています。
共起語: 「量産型」「病みかわいい」「闇属性」「サブカル」など。地雷系界隈は一種のサブカルチャーとして、音楽ではヴィジュアル系や病みソングを好む傾向も見られます。
量産型界隈
概要: 量産型ファッション=みんなが着ているような量産アイテムを使った可愛らしい服装を好む界隈。清楚系・ガーリー系とも重なり、アイドルオタクにこのスタイルが多いことからヲタク女子の定番コーデとして定着しました。
特徴: リボン付きブラウス、フレアスカート、厚底ローファー、シャネルの香水など、「THE 女の子」的なアイテムが人気。地雷系と同じブランドを愛用しつつ色違いコーデになる場合も多いです。SNSではカラコンやディズニーコーデの話題も上がり、普段着からイベント服まで情報を共有しています。「地雷系との違い」は界隈内で度々議論になるポイントです。
共起語: 「量産型女子」「双子コーデ」「参戦服」「量産型メイク」など。派生的に、王道量産よりさらに甘い「量産型地雷」(量産×地雷のミックス)なんて呼ばれ方をすることもあります。
フレンチガーリー界隈
概要: フランスの女の子風ファッション=淡いトーンや花柄、レトロ可愛いスタイルを愛好する界隈。地雷・量産よりももう少しナチュラルで清楚な雰囲気を好む層です。WEGOのトレンド調査でもフレンチガーリー界隈がカテゴリに挙がるなど、Z世代女子に人気のテイストですlabo.wego.jp。
特徴: ベレー帽や丸襟ブラウス、チェック柄スカートなどフレンチシックなアイテムが多用されます。Instagramでの#フレンチガーリー投稿が盛んで、お手本にしたいコーデ画像を界隈内で共有する文化があります。古着ミックスや淡色系コーデとも親和性が高いです。
共起語: 「量産型」「レトロ」「淡色女子」「ガーリー系」など。派生として純真無垢な白系コーデ好きは「天使界隈」と呼ばれることもあり、地雷系と真逆の“白属性”ファッションとして語られます。
Y2K界隈
概要: 2000年代(Y2K)ファッションのリバイバルを楽しむ界隈。海外セレブ風の派手めスタイルやポップな色使いが特徴で、平成レトロブームとしても注目されました。Z世代が生み出すトレンドの一つとして、SNSでもY2Kコーデが話題です。
特徴: 蛍光カラーやメタリック素材、バケットハットや極小バッグなど、2000年前後の流行を現代風にアレンジ。プリ機(プリクラ)風の写真加工やレトログッズ収集も含めて文化を楽しんでいます。原宿系ファッション雑誌の復刻や当時の音楽(ユーロビートなど)の人気再燃ともリンクして界隈が広がりました。
共起語: 「平成レトロ」「ガーリーY2K」「バグログ(バグったログ)」など。当時を知らない世代が逆に新鮮さを感じており、SNS上でハッシュタグ#Y2Kファッションを通じて国内外のトレンドが融合する国際的な界隈となっています。
SNS発祥のユニークな界隈一覧
SNSでは思わずクスッと笑ってしまうようなユニークな「〇〇界隈」が次々と誕生しています。
こうした界隈は特定の趣味というよりネタ的な集まりですが、一度火が付くと多くのユーザーが便乗してコミュニティ化します。流行の移り変わりも早いため、最新トレンドを知るには要チェックです。
風呂キャンセル界隈
概要: 「お風呂に入るのをついサボってしまう人々」の集まり。2023年初頭、「風呂キャンセル界隈」がSNS上で流行語となり、一種の日常ネタとしてコミュニティが形成されました。入浴を「キャンセル」してしまう自虐ネタ投稿が発端です。
特徴: TikTokではお風呂を後回しにしてだらだら過ごす様子を面白おかしく動画にするのが定番。共感する若者が多く、「自分もこの界隈かも」と参加者が続出しました。「界隈」と銘打っていますが緩いつながりで、同じタグを使ってネタ共有するイメージです。流行語大賞的に一時期盛り上がりました。
共起語: 「#風呂キャンセル」「あるある」「ナイトルーティンさぼり」など。派生で「シャワー派界隈」なんて言葉も冗談交じりに使われました。
片目界隈
概要: 片目だけを見せて自撮りをする人々の界隈。髪や手で片方の目を隠し、もう片方だけを強調した写真を投稿する遊びから発生したコミュニティです。TikTokやInstagramで美男美女がこのスタイルの自撮りを次々投稿し、タグでゆるく繋がりました。
特徴: ビジュアル面で映えることから一種の自己表現トレンドになりました。「#片目隠し」で検索すると多くの投稿が出てきます。地雷系界隈とも被る人が多く、病みかわいい系の表情やメイク研究の一環として楽しむ向きもあります。やりすぎると「中二病っぽい?」といったツッコミもありつつ、写真映えするネタとして定着しました。
共起語: 「自撮り界隈」「加工」「フィルター盛り」「#片目界隈」など。類似のノリで両目をぎりぎりまで隠す「限界界隈」なんて派生ネタも生まれました。
ケンタウロス界隈
概要: 下半身を馬に見立てた合成写真やポーズを楽しむネタ界隈。人間がケンタウロス(半人半馬)になった風の画像・動画を作ってSNSに投稿する流行から派生しました。2023年頃TikTokで奇抜な映像として話題に。
特徴: 顔は真面目なのに体が馬、というシュールさがウケて一気に拡散。ハッシュタグ「#ケンタウロス界隈」で関連投稿を探す人が増えました。地雷系ファッションの子がケンタウロスに変身してみたり、男子高校生が悪ノリで友達同士ケンタウロス化した写真を載せたりと自由奔放です。短期間でブームが過ぎる可能性もありますが、「くだらなさを全力で楽しむ」若者文化の一端として注目されました。
共起語: 「合成画像」「シュール」「#○○界隈シリーズ」「謎トレンド」など。同時期には他にも「昆虫界隈」「人間メリーゴーランド界隈」といったインパクト重視の謎界隈も登場しています。
事後界隈
概要: 一見ドキッとするワードですが、「事後(=何かが終わった後)っぽい雰囲気の人々」をネタにした界隈です。TikTokで「事後のような写真・動画」を投稿するムーブが発生し、「#事後界隈」として広まりました。具体的には髪が乱れていたり疲れ切った表情だったりと、“何かあった後”のように見える演出を楽しみます。
特徴: 直接的な表現を避けつつスリルを楽しむ若者らしいジョーク界隈です。大人から見るとギョッとしますが、投稿者自身はネタとして面白がっている場合がほとんど。「界隈診断」でこのワードが出てきて驚く人も多く、知名度が上がりました。SNS上では下ネタになりすぎない範囲でイメージショットを競う形になっています。
共起語: 「隠語」「際どい」「#界隈診断」「黒歴史になりそう」など。他のユニーク界隈同様、ブームが過ぎれば自然消滅する可能性もありますが、その瞬間の盛り上がりが界隈文化の面白いところです。
その他の界隈いろいろ
上記以外にも世の中には実に多様な界隈が存在します。趣味や属性ごとに無数のコミュニティがあり、SNS上で名前が付いているものも少なくありません。代表的なものをいくつか挙げます。
JK界隈(女子高生界隈)
概要: 流行に敏感な女子高生たちの間で広まるトレンドや文化全般を指す界隈。最新の流行語やプリクラのポーズ、文房具のデコレーションまで、JK独自のブームがあります。
特徴: WEGOの調査でも「JK界隈」がカテゴリ化されるほど、Z世代の中心的存在である高校生の動向はトレンド全体を左右します。JK界隈で流行ったものは一般にも浸透しやすく、「〇〇しか勝たん(〇〇が一番好き)」などの言葉もJK発信で全国区になりました。
例: JKメイク、放課後カフェ巡り、TikTokダンス、学生鞄のデコレーション文化など。男子高校生を含め「高校界隈」として語られることもありますが、特に女子高生発のカルチャーが注目されやすいです。
子育て界隈(ママ・パパ界隈)
概要: 主に子育て中の母親(ママ)を中心としたコミュニティで、育児に関する情報交換や息抜きを目的とした界隈ですnote.com。最近は父親(パパ)も参加するケースが増えており、「パパ界隈」として育児に積極的な父親コミュニティも見られます。
特徴: SNSで育児日記を投稿したり、子どもの写真や成長記録を共有したりといった活動が中心。「#育児あるある」「#今日の娘」などハッシュタグで共感し合い、悩み相談やノウハウ共有も盛んです。育児漫画を描いて発信する人も多く、そうしたクリエイターは子育て界隈の有名人的存在になります。
共起語: 「ワンオペ」「育休」「親バカ部」など。ママ界隈同士での支え合いや、パパ目線の育児発信など、多様なスタイルがあります。
副業界隈・ビジネス界隈
概要: 資産運用や副業に励む人々の界隈。若者だけでなく幅広い年代が含まれますが、特に20代で「会社以外に収入源を持ちたい」という層に支持されています。投資、ブログ運営、プログラミング学習などテーマはさまざまです。
特徴: 成功談や収益報告、効率的なノウハウ共有など実利的な情報が飛び交います。意識高い系の名言を発信し合う文化もあり、互いにモチベーションを高め合う雰囲気です。一方で情報商材まがいの勧誘も混在しやすく、界隈内での真偽見極めが必要とされる場面もあります。
共起語: 「フリーランス」「FIRE(早期退職)」「〇〇サロン」「#朝活」など。ビジネス系YouTuberやブロガーの影響も強く、そのフォロワーコミュニティが界隈化しているケースもあります。
(※この他にも、「ペット界隈」「鉄道界隈」「スポーツ界隈」など興味関心ごとに様々な界隈が存在します。読者自身の趣味を当てはめて探してみると、新たな界隈が見つかるかもしれません。)
まとめ:自分の「界隈」を見つけてもっと楽しもう!
ここまで、界隈とは何かという基本から始まり、ジャンルごとの代表的な界隈一覧やユニークな界隈まで紹介しました。人それぞれ趣味嗜好が違えば属するコミュニティ(界隈)も異なり、ネット上には実に多彩な世界が広がっています。興味のある界隈は見つかりましたか?
好きなことを共有できる仲間がいるのは、とても楽しいものです。もし「自分は何界隈かな?」と気になったら、SNSで界隈診断を試してみたり、気になるハッシュタグを追ってみたりしましょう。きっとあなたにピッタリの居場所(界隈)が見つかるはずです。界隈を知ることで、トレンドに敏感になったり、新しい友達ができたりと、日常がさらに充実します。ぜひ様々な界隈を覗いてみて、自分だけのお気に入りコミュニティを楽しんでください。
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