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同担とは?初心者向け解説|アイドル・Twitter・プロセカ界隈での意味

ファン同士の会話で飛び交う「同担」という言葉をご存じでしょうか。

アイドルオタクやアニメ好きのTwitterなどで目にするものの、初心者の方には意味がわからないこともありますよね。

今回は「同担とは」何かを初心者向けにわかりやすく解説します。アイドル界隈で生まれた由来や、「同担拒否」という派生語、さらにはTwitterや人気ゲーム「プロセカ」界隈での使われ方まで網羅して説明します。

【同担とは 意味】【同担とは 簡単に】を押さえて、推し活をもっと楽しくするヒントを見つけましょう。

目次

同担とは?その意味を簡単に解説

同担とは簡単に言うと、どんな意味?

同担」(どうたん)とは、自分の推し(おし)――つまり応援しているアイドルやキャラクター――が同じであるファン仲間を指すオタク用語です。

簡単に言えば、「お気に入りの対象が同じファン同士」のことを意味します。例えば、あなたがあるアイドルAさんを推していて、友達も同じAさんを推しているなら、二人はお互いに同担という関係になります。

言葉の由来を分解すると「同じ担当」の略語です。アイドルやキャラクターをそれぞれファンが“担当”しているという発想から、自分と担当が同じ人を「同担」と呼ぶようになりました。読み方は「どうたん」で、会話やSNS上でもひらがなで「どうたん」と表記されることがあります。同じく、応援している対象が異なるファン同士は他担(たたん)と呼ばれることがあります。これは「他の担当」の略で、推しが被っていない(被り=かぶりがない)関係ですね。

「同担」という言葉はアイドルファン・オタク界隈で生まれたスラングですが、現在ではアニメやゲームのファン間でも広く使われています。いずれもオタク用語の一つで、「推し」や「DD」と並んでオタク用語辞典にも載るような一般的なファン用語です。初心者の方はまず同担の意味を押さえておくと、以降の説明が理解しやすくなるでしょう。

アイドル界隈での同担とは?

「同担」の由来:もとはアイドルオタク用語

同担という言葉は、もともとアイドルオタク用語として誕生しました。特にジャニーズ系のアイドルファンの間で使われていた「担当」という言葉から派生したと言われています。ジャニーズファンは、自分が応援する特定のメンバーを「〇〇担当(担)」と呼ぶ文化がありました。例えば「山田くん担当」のファンが二人いた場合、その二人は「山田くんの同担」、さらに略して「山田同担」といった具合に表現されます。

このように担当という概念が浸透していた1990年代末頃から、同じ担当を持つファンを同担と呼ぶ風習が生まれました。その当時、熱心なジャニーズファンは自分の担当アイドルの名前を書いた名刺を持ち歩くこともあり、「誰の同担か」を示し合うことでファン同士の交流や線引きをしていたそうです。やがて「同担」という用語はジャニーズ以外のアイドルファン一般にも広まり、女性アイドルグループや声優、2.5次元俳優のファンなど幅広い界隈で使われるようになりました。現在ではアイドル用語発祥のスラングでありながら、アイドル以外の推しごと(推し活)にも当たり前に登場する言葉となっています。

「同担拒否」とは?

アイドル文化から生まれた「同担」には、さらに派生した用語として**「同担拒否」(どうたんきょひ)があります。同担拒否とは、自分と同じ推しを持つ他のファン(同担)との交流を拒むこと**、つまり「同担とは仲良くしない」というスタンスを指す言葉です。簡単に言えば「推しが被っている人(同担)とは関わりたくない」というファンの姿勢です。逆に、同じ推しのファンでも誰とでも仲良くしようとする積極的な姿勢は**「同担歓迎」**と呼ばれます。

では、なぜ同担をわざわざ拒否する人がいるのでしょうか。【同担とは アイドル】文化において、この現象の背景にはファン心理が関係しています。大好きな推しへの思いが強いあまり、「自分と同じ推しの人がいると嫉妬してしまう」「自分だけがその推しを一番に応援していたい」といった独占欲や競争心が生まれることがあります。アイドルを自分にとって特別な存在(時には擬似的な恋人のような存在)と感じているファンほど、その推し被りの相手をライバル視しやすく、同担拒否の傾向が強まると言われます。極端な例では「推しが他のファンに取られたくないから、同担は目に入れたくない」という声もあるほどです。

もっとも、すべてのファンが同担を嫌うわけではなく、これは個人のスタンスの違いに過ぎません。同担拒否派の人もいれば、逆に「同じ推しの人と語り合いたい!」という同担歓迎派の人もいます。また「普段は仲良くできるけれど、ライブ会場で隣が同担だとついライバル心が芽生えてしまう」といったケースや、「仲の良い身内グループ内では同担OKだけど、知らない人の同担はNG」といった条件付きのスタンスを持つ人もいます。このように同担への向き合い方は様々ですが、自分の推しへの愛ゆえに生まれる感情である点は共通しています。

同担拒否をする理由は理解できても、行き過ぎた同担拒否はトラブルの元になることもあるので注意が必要です。他のファンを傷つけたり攻撃したりせず、自衛の範囲で上手に同担拒否と付き合っている人がほとんどですが、稀に同担をめぐる嫉妬が大きな揉め事になるケースも報告されています。ファン活動を円滑に楽しむためにも、自分とは異なるスタンスの人がいることを知り、お互いの距離感を尊重することが大切と言えるでしょう。

推しと同担の関係とは?

「推し」とは?

ここで改めて「推し」という言葉について確認しておきましょう。推しとは、自分が特に応援している人物やキャラクターのことです。もともとは「推す」(おす)という動詞から派生した俗語で、「イチオシの存在」「一番におすすめしたい存在」が語源です。「自分が推している人」だから「推し」と呼ぶわけですね。アイドルオタクに限らず、俳優・声優・VTuber・ゲームキャラなど、ジャンルを問わず熱意を持って支持している対象がいる場合、その対象を指して「〇〇は私の推しです」のように使います。最近では一般の会話やSNSでも「推しが尊い」「今日も推しが可愛い」のように日常的に使われるほど、市民権を得たオタク用語と言えます。

アイドル界隈では以前から「担当」という言い方が使われてきましたが、現在は推しという表現の方が広く浸透しています。「担当」が特定のグループ(主にジャニーズ系)文化の用語だったのに対し、「推し」はアニメやゲームまで含めたオタク全般で使われる言葉です。どちらも意味合いは似ており、自分が熱心に応援するお気に入りの存在を示します。

さて、自分の推しが誰か分かったところで、「同担」との関係を見てみましょう。同担とは先述の通り**「推しが同じファン同士」を意味します。裏を返せば、「推し」が決まっていなければ同担という概念も生まれません。例えばあなたの推しが歌い手のXさんだとして、友人の推しもXさんであれば、その友人はあなたにとって同担になります。一方、友人の推しがYさん(あなたとは別の対象)であれば、その友人は他担**ということになります。

ファン活動では「推しが被る」かどうかで会話の盛り上がり方や仲間意識が変わってきます。同じ推しを持つ者同士(同担)は共通の話題で盛り上がれる反面、前述したようにライバル意識が芽生えることもあります。また、自分が複数の推しを持つタイプのファンである場合(こうした人は俗に**「DD」と呼ばれます)、同担へのこだわりは比較的薄い傾向にあります。【オタク用語 DD】DDとは「誰でも大好き」の略で、特定の一人に限らず多くの推しがいるファンを指すオタク用語です。DD気質の人は「この推しだけ!」と決めず幅広く愛しているため、同担拒否のような発想はあまり持たないかもしれません。その一方で、一人の推しだけを一途に推す単推し**の人は、推しへの想いが強いぶん同担に敏感になるケースもあるようです。

このように、「推し」が誰かという点が同担関係を生み出し、ファン同士のコミュニケーションに影響を与えます。オタク用語としての「推し」や「同担」「DD」などはセットで覚えておくと、今後ファン仲間との会話で役立つでしょう。

Twitterでの同担とは?

Twitterでの具体的な使用例

最近では、ファン活動の場としてTwitter(現X)を利用する人が非常に多いですよね。Twitter上でも「同担」という言葉は日常的に使われており、その具体的な使用例をいくつか紹介します。

まず、**プロフィール(自己紹介文)**での使われ方です。ファンアカウントのプロフィール欄には、自分の推しや趣味を書くことが多いですが、そこで「同担〇〇」「同担××」という表現を目にすることがあります。例えば「○○推し。同担◎ 他担◎」と書かれていれば、「○○という推しについては、同担も他担も大歓迎ですよ」という意味です。逆に「△△推し。同担×」とあれば、「△△という推しについては、同担(同じ推しの人)との交流はお断りします」という意思表示になります。このように記号(◎=歓迎、×=不可)で示す人もいれば、直接「同担歓迎」「同担拒否」「同担NG」などとテキストで書く人もいます。自分のポリシーをプロフィールに明記しておくことで、後々のトラブルを避けたり、同じスタンスの仲間を見つけやすくしたりしているのです。

次に、ツイート上での使われ方も見てみましょう。Twitterではハッシュタグや検索機能を通じて、同じ趣味の仲間を探す文化があります。ファン同士を繋ぐ定番のフレーズとして「繋がりたい」という言葉があり、「#〇〇推しさんと繋がりたい」のようなハッシュタグを使うことも流行りました。これに関連して、同担という言葉もよく使われます。たとえば実際の投稿例として、「〇〇推しの同担さんとたくさん語り合いたいです!」とか、「同担拒否の方はUターンお願いします(ごめんなさい)🙇」といったツイートを見ることがあります。前者は「同じ〇〇推しの人、一緒に語りましょう!」という同担歓迎の呼びかけ、後者は「私は同担拒否なので、同じ推しの人はフォローしないでください」という意味合いです。このように、Twitter上では「同担」という言葉がファン募集や注意書きとして使われ、同じ推しを巡る交流の可否を伝えるツールになっています。

初心者の方がTwitterで推し活を始めるなら、まず他の人のプロフィールやツイートに書かれた「同担」「同担拒否」「同担歓迎」といった表現に注目してみましょう。それぞれの意味が分かれば、「この人は自分と同じ推しだけど絡んで大丈夫かな?」と判断する助けになりますし、自分のアカウント紹介を書く際にも役立ちます。オタク用語に不慣れなうちは戸惑うかもしれませんが、Twitterにはオタク独自のコミュニケーションルールが存在しています。同担に関する表記もその一つです。暗黙の了解を知っておくことで、SNS上でのトラブルを避け、スムーズに推し仲間と交流できるでしょう。

プロセカ界隈での同担とは?

最近では**プロジェクトセカイ(通称:プロセカ)**というゲームのファンコミュニティでも「同担」という言葉が飛び交っています。プロセカは初音ミクなどのバーチャルシンガーとオリジナルキャラクターが登場する人気リズムゲームで、若い世代を中心に大きな盛り上がりを見せています。アイドルではなく2次元のキャラクターが「推し」となる世界ですが、ファン心理や用語の使われ方はアイドルオタク界隈に通じるものがあります。

プロセカには魅力的なキャラクターが多数登場し、プレイヤーごとに「このキャラが一番好き!」という推しキャラが存在します。あるキャラクターを最推しにしているプレイヤー同士は、そのキャラの同担という関係になります。たとえば「天馬咲希ちゃん推し」の人が二人いれば、お互い咲希ちゃんの同担です。現実のアイドルではありませんが、「お気に入りの対象が同じ」という点では同担の概念はそのまま当てはまります。

プロセカ界隈でも、SNS上で「同担歓迎」や「同担拒否」の表明が行われています。お気に入りのキャラへの愛が高じて、ファン同士で同担歓迎派・拒否派に分かれる点はアイドルファンと共通です。あるキャラクターが好きな人同士で情報交換したり、一緒にゲーム内イベントを走ったりするのを楽しみにしている人は「同担さん募集中!」などとプロフィールに書いて仲間を探しています。一方で、推しキャラへの思い入れが強すぎるあまり「○○ちゃんは私だけのもの」と感じてしまい、他の同担と関わると嫉妬やストレスを感じてしまう人もいます。そのような人はプロセカ内でも「同担拒否」を公言し、同じ推しキャラのファンを避けて交流していたりします。

プロセカ界隈特有の文化として、夢女子・夢男子的な傾向とも関連して同担拒否が語られることがあります。夢女子/夢男子とは、自分の推しキャラを仮想の恋人のように捉えて強く思い込むファンのことです。プロセカのように魅力的なキャラクターが登場する作品では、自分の推しキャラに対して「この子は自分にとって特別な存在」という意識が芽生えやすく、そうしたファンは他の同担を恋敵のように感じてしまう場合があります。「同担拒否は女特有の文化」と揶揄されることもありますが、男女問わず推しへの執着が強い人なら誰しも抱きうる感情と言えるでしょう。ただしプロセカのようなゲームでは現実のアイドルと異なり一人のキャラをみんなで応援するスタイルが基本ですから、多くのファンは同担と協力し合ったり、一緒に推しへの愛を語り合ったりして楽しんでいます。

まとめると、プロセカ界隈での「同担」の使われ方も基本的にはアイドルオタク界隈と同じです。推しキャラが同じ人 = 同担という関係性があり、同担同士で盛り上がる人もいれば、距離を置く人もいるということです。ゲーム内イベントやグッズ展開など、推しキャラをめぐる状況でファン同士のスタンスが問われる場面もあるでしょう。プロセカをはじめとする2次元コンテンツのファンも、「同担」「同担拒否」といった言葉の意味を知っておくことで、コミュニティ内での立ち振る舞いがしやすくなるはずです。

まとめ:「同担」の意味を知って推し活をもっと楽しもう

ここまで「同担」の意味と、その周辺知識について解説してきました。同担とは簡単に言えば「推しが同じファン同士」のことです。アイドルオタク用語として生まれ、今やアニメやゲームのファンにも定着した言葉でしたね。そして、同担に関連する同担拒否という概念や、反対の同担歓迎といったスタンスの違いも存在することをお話ししました。また、「推し」という基本用語との関係や、Twitter・プロセカといった具体的な界隈での使用例・文化も紹介しました。

初心者の方にとっては最初は戸惑う用語かもしれませんが、意味が分かれば決して難しいものではありません。「同担」の意味を知ることで、ファン仲間とのコミュニケーションが円滑になり、推し活を今以上に楽しめるようになるでしょう。例えば、自分と同じ推しの友達(同担)を見つけて一緒に盛り上がったり、逆に同担が苦手な人とは適度な距離を保ったりと、状況に応じた行動が取りやすくなります。

最後に、推し活を楽しむ上で大切なのは自分なりのスタンスを尊重しつつ、他人のスタンスも尊重することです。あなたが同担歓迎派であれば、ぜひ積極的に同担の輪を広げて楽しいオタク仲間を作ってください。同担拒否派であっても、「自分は自分、他人は他人」と割り切って無理のない範囲で推しへの愛を貫けば良いのです。どちらの立場にせよ、推しへの愛情という原点は皆同じですから、必要以上にいがみ合うことなくお互いの存在を認め合えれば理想的ですね。

「同担」とは何かを理解した今、ぜひこの知識を活かしてあなたの推し活をより充実したものにしてみてください。同じ推しを持つ仲間と喜びを共有するも良し、一人静かに愛を深めるも良し――自分のペースで、推し事を思いきり楽しみましょう!推しがいる日々が、今まで以上にキラキラと輝くことを願っています。

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この記事を書いた人

ポップコーン株式会社 代表取締役 大澤陽平

2013年3月に、新卒で株式会社ディー・エヌ・エーに入社。
2018年2月より、ポップコーン株式会社を創業し、代表取締役に就任。
2022年8月より、リユース向けマーケティング事業を提供開始
2023年6月より金融のメディア事業として「お金のーと」を開始。
2025年2月、AIによる事業拡大に向け、占いサイト「マイシル」を買収。
占いのメディア事業として「マイシルポータル」を開始。
2025年4月、株式会社CAPITAとDX事業の業務提携。

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