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シーシャ屋を開業する流れをご紹介!必要な資格や手続き、費用まで徹底解説

本記事では、シーシャ屋を開業するのに、開業資金がどれだけ掛かるのか、どんな手順を踏めばいいのか分からない人のために、シーシャ屋開業の流れを解説しています。

シーシャは、2020年頃から、シーシャハウスやシーシャカフェなどが全国各地に増えてきており、20代の若者を中心に人気のカルチャー

2000年初期には、手で数えられるほどしかなかったシーシャ屋も、現在は全国に1,000店舗ほどありますよ。

一般的なカフェや居酒屋とは少し違う、シーシャ屋独特のゆったりとした時間が過ごせる、、忙しない日常から離れられる場所を提供してみてはいかがでしょうか。

さっそく、シーシャ屋を開業するためには、どんな手続きが必要なのか、資金はどれくらいあればいいのかを知り、必要な資格などを取得するための準備をしていきましょう

目次

シーシャ屋を開業するまでの流れ・手続き4ステップ

シーシャ 開業

シーシャ屋を開業するには、以下の4つのステップで手続きしていきましょう。

それそれ、解説していきます。

十分な予算を準備する

シーシャ屋を開業するためには、十分な予算を確保することからはじめましょう。

大きくお金がかかるのは、店舗を借りるお金や改装、設備などの初期費用のほか、営業してから安定するまでの半年~1年分程度の賃料や生活費なども必要です。

どうしても足りない分は、日本政策金融公庫の融資や自治体が設けている制度融資、補助金などを利用するのも手。

また、近年では、クラウドファンディングによって、多くの資金を援助してもらえる可能性も高いですよ。

店舗を決める

次に、シーシャ屋を開く店舗を決めていきます。

シーシャのターゲットは、20代~30代程度の若い層が多いため、大学の近くや居酒屋が多く集まる繁華街、駅からアクセスしやすい場所などがおすすめ。

あまり狭いと席数が少なくなるほか、シーシャは煙が発生するため、お客さん同士が近いと煙が混ざってしまいます。

そのほか、火や煙が発生しても大丈夫な物件かも確認する必要があります。

カフェや居酒屋などの居抜き物件なら、利用しやすいですが、自分が理想とするお店の雰囲気に合わせて決めましょう。

タバコを扱うお店を開業するときは、特定の規則があります!
シーシャ屋の開業に必要な資格・許可5つでくわしく解説しているので、参考にしてください。

必要な資格・許可を取得する

シーシャ屋を開業するためには、火や煙を扱うほか、たばこを販売するため、いくつかの資格や許可が必要です。

また、飲食のメニューを提供する場合は、飲食店営業許可や食品衛生管理などの資格も必要になってきますよ。

自分の営業スタイルに合わせて、必要な資格を取得したり資格をもつ人材を確保したりしましょう。

店舗の設備を整える

次に店の内装や設備を整えていきますが、予算に合わせて吟味していきましょう。

もともと飲食店だった居抜き物件なら、エアコンや冷蔵庫などの設備がすでに整っていることが多いため、予算を抑えやすいです。

とくに、1階の路面店より、2階や3階の物件のほうが比較的安いことが多いのもチェックポイント。

排煙や炭を扱うことを考えると、焼き肉店やカフェ、居酒屋などの居抜きがおすすめです!

シーシャ屋の開業に必要な資格・許可5つ

シーシャ 開業 資格

シーシャ屋の開業に必要な資格や許可を5つ紹介します。

なかでも、シーシャ屋を開業するためには、タバコ小売販売業許可かタバコ出張販売許可のどちらかは欠かせない許可で、店舗を構えるごとに必要です。

以下でくわしく解説しているので、漏れなく取得しましょう。

タバコ小売販売業許可

タバコ小売販売業許可は2種類あり、以下の違いがあります。

  • 特定小売販売業 
    劇場、旅館、飲食店、大規模な小売店舗(売場面積が 400㎡以上の店舗)などの閉鎖性があり、喫煙設備を有する消費者の滞留性の強い施設内でたばこ販売を行うとき
  • 特定小売販売業
    ①以外でタバコ販売を行うとき

受動喫煙を抑えるために、近隣のたばこ店との距離を取る必要があり、お店で何本のタバコの本数を扱うかによっても審査基準が変化します。

そのため、店舗の場所を決める際はしっかり意識しておかなければなりません。

とくに、タバコを販売するコンビニが近くにある場合は、許可を取るのが難しいことがほとんどです。

また、許可を取るには、書類を提出してから審査結果が出るまでに、約2か月ほどかかることを覚えておきましょう。

許可が下りたあとは、登録免許税の15,000円を納付する必要があります。

タバコ出張販売許可

タバコ小売販売業許可をもつ業者と業務提携契約を結ぶと取れる許可です。

提携先が仕入れたタバコを販売する許可なので、先ほど紹介したタバコ小売販売業許可よりも簡単に許可を得やすく、多くの飲食店ではタバコ出張販売許可を得てタバコを販売しています。

ただ、許可が下りるまでの期間が6か月ほどかかることが多いため、時間がかかってしまうのがネック。

タバコ出張販売許可を得るには、小売販売業許可をもつ業者の管轄のJT(日本たばこ産業株式会社)で申請をします。

また、手数料は許可を得たあとに登録免許税が3,000円です。

許可が下りるか心配な人は、費用が5万円程度掛かりますが、行政書士にお願いすれば、安心して手続きできます!

飲食店営業許可

シーシャと一緒に、飲み物や食事を提供するときに必要です。

お店で調理した食品を提供する場合は、以下の2つを満たさなくてはなりません。

  • 食品衛生責任者をお店におく
  • 保健所の検査に合格し、営業許可があること

食品衛生責任者は、1日講習を受ければ取得できます。

ただ、保健所の検査は申請書類の提出や担当者による現地チェックが行われるので、事前に準備が必要です。

おもにチェックされるのは、以下の6点。

  • 飲食物の保管と衛生管理
  • 従業員・厨房の衛生状態
  • 衛生教育と訓練
  • 食品の調理と加熱
  • 客席とトイレの衛生状態
  • 安全対策と衛生管理の文書化

厨房の設備としては、温度計付きの冷蔵庫や冷凍庫、2槽以上のシンク、手洗い用消毒設備のついたシンクなどが必要です。

飲食店の居抜き物件なら、すでにそろっている可能性が高いですよ。

深夜酒類提供飲食店営業届

シーシャ屋を深夜0時以降も営業する場合に必要な届です。

届け出が受理される要件の例は、以下。

  • 床面積が9.5㎡以上あること
  • 店舗の照度が20ルクス以下でないこと
  • 客室に見通しを妨げる設備がないこと

届け出には、メニューの写しや営業方法、店舗の平面図などを呈すつする必要があります。

営業の10日前までに管轄の警察署に提出しましょう。

防火、防災サポート

防火、防災サポートは、シーシャ屋の席数が30以上になる場合に防火管理者の資格が必要です。

防火管理者の資格は、店舗の床面積300㎡以上なら甲種、300㎡以下なら乙種を所持する必要があります。

資格の取得は、甲種が2日、乙種が1日の講習を受ければOK。

お店の開業1週間前までに防火対象物使用開始届を所轄の消防署や出張所に提出しましょう。

必要な書類は、防火対象物の配置図、付近見取図、各階平面図、電気配線図のほか、消防用設備の配置図が必要です。

内装を工事する際に、しっかり確認しておきましょう。

シーシャや飲食で火を扱う以上、防火や防災の知識はつけておくに越したことはありません!
店舗の面積に関わらず、受講しておくと安心です!

シーシャ屋の開業に必要な費用の種類とは?

シーシャ 開業 費用

シーシャ屋の開業に必要な費用の種類は、以下の4種類です。

費用を準備する前に、把握しておきましょう。

物件の契約費用

シーシャ屋を開く物件の契約費用は、おもに4つかかります。

  • 礼金(家賃2か月分)
  • 仲介手数料(家賃1か月分)
  • 保証会社加入費(家賃1か月分)
  • 保証金(家賃6か月分)

家賃の目安が決まった段階で、1年分の家賃程度の金額が必要と思っておきましょう。

また、物件や立地によっては、礼金や保証金が安くなったり高くなったりする可能性もあります。

業務形態をくわしく話しておけば、快く貸してくれる可能性もあるので、なるべく具体的に経営方針を固めておきましょう

内装工事費用

内装工事は、何もない状態のスケルトンか居抜きかでかかる費用は異なります

自分のしたいように整えやすいのはスケルトンですが、費用が抑えられるのは居抜き。

目安としては、フルスケルトンの場合で、坪30万円~50万円ほどの費用が掛かります。

居抜きは坪10万円程度ですが、残されている設備や状態にもよるので内観でよくチェックしましょう。

自分で壁紙や床を貼るなどのDIYが可能なら、安く済ませることも可能ですよ。

シーシャ本体などの関連機材

シーシャの機材は、椅子の席分+予備として2~3台用意しておきましょう。

また、ボウルやアルミホイル、炭やコンロなどの備品も必要です。

また、シーシャを楽しむためのフレーバーも揃えて、注文先を決めておくことも大切。

フレーバーはメーカーによって安定して入ってこない可能性があるので、代替品になるものも把握すると安心です。

軌道に乗るまでの期間を耐えられる十分な資金

開店後すぐは、話題性を呼んでお客さんが訪れる可能性がありますが、賑わいが続くとは限りません

安定して運営を続けるためにも、常に3か月分の運転資金を確保しておきましょう。

運転資金は、賃料や商品、人件費などを指します。

開店前からSNSで発信をはじめて、周知を怠らないことも大切ですよ。

シーシャ屋の開業に失敗しないポイント

シーシャ 開業

シーシャ屋の開業に失敗しないポイント

シーシャ屋の開業に失敗しないポイント

それぞれ解説します。

メニューを厳選する

メニューを厳選すれば、仕入れの費用を抑えやすいのでおすすめ。

ただ、はじめは需要が分からないため、多くのメニューを用意してだんだん絞っていくほか、お客さんの好みを把握して用意することも大切です。

また、飽きさせないために、週や月で仕入れるものを変化させることも、集客する上では欠かせません。

近隣にシーシャ屋やカフェがあるなら、どんなメニューがあるかを知って、差別化を図ることも大切です。

広告ツールを活用する

広告ツールは、周辺のお店にポップを置いてもらったり、InstagramやXなどのSNSで発信したり、地域のメディアの取材を受けるなどの方法があります。

とくにSNSなら、ハッシュタグを使ったりインフルエンサーに協力してもらうことで、多くの人に見てもらいやすくなりますよ。

とくにシーシャは、若者に向けて発信する必要があるので、SNSやブログに力を入れることが大切です。

内装で映えを意識したり、フォトスポットを用意すると、写真を撮る目的でも人が訪れやすくなります。

まとめ

シーシャ屋を開業するには、資格や許可を取る必要があり、家賃と営業形態に見合った資金を用意しましょう。

漏れがあれば開業できないほか、罰金を支払わなければならなくなる可能性があるので、チェックを徹底することが大切です。

心配な場合は、行政書士や同業者などに相談してみましょう。

まずは、シーシャ屋のコンセプトを決めて、コンセプトに基づいて整えていくことを大切にしてみてくださいね。

SNSやポップなどの広告ツールを利用して、多くの人に目が留まるようにしましょう。

自分の理想のシーシャ屋を開き、多くのお客さんの憩いの場をつくってみてくださいね。

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