ダイハツといえばムーヴやタントなどの人気車種を擁する、国内の軽自動車市場をリードするメーカーです。日本を代表する自動車メーカーであるトヨタの子会社でもあり、トヨタグループの軽自動車部門を請け負っている一方で、普通乗用車のコンパクトカーの製造にも長けていて、トヨタへのOEM供給をおこなっている車種も複数あります。
そんなダイハツの車を手にしようとする際、ディーラーでの新車購入や中古車購入を検討される方が多いと思います。しかし、近年では新しい車の所有方法として注目されている個人向けカーリースを利用している人も増えています。ローンを組んで購入するよりも様々なメリットがあると評判です。ダイハツの車に乗るときはどこのカーリースがおすすめなのか、どの車種がおすすめなのか、そのような疑問にまとめてお答えします。
ダイハツ車のおすすめカーリース6社
近年、月々決まった料金を支払うことでサービスを利用できるサブスクリプションが広がっています。自動車に関してはカーリースという形で提供されており、月額料金を支払うことで車を使うことができるという仕組みです。元々は法人向けのサービスとして始まっていたものですが、最近では個人向けカーリースの需要も高まっています。
様々な業者がカーリースサービスに参入しているため、カーリースを検討する際はどこを利用すればいいのか迷ってしまうことが増えているようです。まずはダイハツ車をカーリースする際におすすめする業者を6つご紹介しましょう。
おすすめ①MOTAカーリース
サービス名 | MOTAカーリース |
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料金 | 月額12,320円~ ※ボーナス併用で月額6,160円~ |
契約期間 | 5年/7年/11年から選択 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
走行距離制限 | 無制限 |
任意保険(有/無) | 無 |
利用可能車種一例 | ミライース ウェイク ブーン |
MOTAカーリースは、自動車を取り扱う情報メディアによって運営されているカーリースです。新車・中古車の両方がリース可能。個人向けカーリースのみの対応で、法人での契約はできません。ダイハツを含めた国内各メーカーの全車種がリースできます。
軽自動車の人気車種とした挙がっている車種には、定番のタントのほかにタフトやムーヴキャンパスなどが入っています。ボーナス支払いを併用すれば、月々8,000円を切る価格でタントに乗ることができます。
MOTAカーリースの最大の特徴は、契約満了後に車が貰えるようになっている事です。契約期間中の走行距離は無制限ですし、カスタマイズも自由におこなえます。車を自由に使いたいという場合には特におすすめするカーリースです。
おすすめ②ENEOS新車のサブスク
サービス名 | ENEOS新車のサブスク |
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料金 | 月額5,060円~ |
契約期間 | 3年/5年/7年 |
新車・中古車 | 新車 |
走行距離制限 | 月1,000km/1,500km/2,000km/3,000km |
任意保険(有/無) | 無 |
利用可能車種一例 | キャスト アトレー コペン |
ENEOSでは新車のダイハツ車種を中心に、サブスクリプション型のカーリースサービスを提供しております。料金は頭金なしでも利用可能な定額制となっており、初心者からベテランのドライバーまで安心してご利用いただけます。
個人はもちろん、法人のお客様にもおすすめのプランを取り揃えており、契約期間やオプションに関しても多彩な選択肢がございます。新車の魅力を最大限に活かすサービスとして、ENEOSのサブスクリプションは安い料金でお求めいただけると人気です。
おすすめ③定額ニコノリパック
サービス名 | 定額ニコノリパック |
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料金 | 月額5,500円~ |
契約期間 | 1年から9年の間で選択可能 5年と9年はパックも |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
走行距離制限 | 月500㎞ もらえるパックで無制限 |
任意保険(有/無) | 無 |
利用可能車種一例 | キャスト アトレー コペン |
ニコノリは、ニコニコレンタカーで知られると同じ運営会社が展開しているカーリースサービスです。新車・中古車共にリース可能で、個人と法人の両方に対応しています。取り扱い車種は国内各メーカーの全車種。ダイハツに関しては、商用車であるハイゼットカーゴやハイゼットトラックも乗用の軽自動車と同等の料金で利用できます。
ニコニコレンタカーでお馴染みになっている、格安料金での手厚いサービスはカーリースにも活かされています。特にミライースでは、月額料金が5,500円と業界最安レベルの料金からリース可能です。
料金の安さとサービスの手厚さの両方を求めるときにおすすめです。
おすすめ④定額カルモくん
サービス名 | 定額カルモくん |
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料金 | 月額11,220円~ |
契約期間 | 1年から11年の間で選択可能 |
新車・中古車 | 新車・中古車 |
走行距離制限 | 6年以下 月1,500㎞ 7年以上で無制限 |
任意保険(有/無) | 無 |
利用可能車種一例 | ムーヴ ミラトコット アルティス |
定額カルモくんはテレビなどのメディアで大きく取り上げられたことによって利用者数ののびに勢いが付いているカーリースサービスです。新車だけでなく中古車のリースも可能。個人と法人の両方にも対応しています。取り扱っている車種は、ダイハツを含めた国内メーカー製の全ての車種です。軽自動車のリースも人気が高く、特にミライースは月額料金の安さから人気を集めています。
定額カルモくんの特徴は、契約内容の自由度が高いことにあります。決まった年数のパックは特に用意されておらず、1年から11年の間で選択するという仕組みです。7年以上の契約であれば、月額料金に500円追加すると車がもらえるプランにできるようにもなっています。
自分のライフスタイルにマッチしたプランを組みたいのであれば、定額カルモくんでプランを組んでみることをおすすめします。
おすすめ⑤リースナブル
サービス名 | リースナブル |
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料金 | 月額6,600円~ |
契約期間 | 3年/5年 |
新車・中古車 | 新車 |
走行距離制限 | 月750㎞ |
任意保険(有/無) | 無 |
利用可能車種一例 | タント ムーヴキャンパス ロッキー |
リースナブルは業界最安級の月額料金が評判を呼んでいるカーリースサービスです。新車カーリースのみの対応で、中古車の取り扱いはしていません。個人と法人の両方で契約が可能です。
リセールバリューが高い人気車種に絞って取り扱っているのが特徴で、ダイハツでは商用のハイゼットカーゴを含めて7車種がリースできます。商用車を除いた全ての軽自動車が月額6,600円からという安さです。月々の支払いを安くさせたい場合にはリースナブルで検討してみることをおすすめします。
おすすめ⑥コスモMyカーリース
サービス名 | コスモMyカーリース |
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料金 | 月額16,830円~ |
契約期間 | 3年/5年/7年 店舗限定で9年も |
新車・中古車 | 新車 一部店舗で中古車あり |
走行距離制限 | 月500㎞/1,000㎞/1,500㎞ |
任意保険(有/無) | 無 取扱店舗によっては含め有り |
利用可能車種一例 | タフト ミライース トール |
コスモMyカーリースは、ガソリンスタンドで知られるコスモ石油が運営しているカーリースサービスです。国内各メーカーの全車種がリース可能であるほか、個人と法人の両方で契約できます。基本的には新車のみの取り扱いとされていますが、店舗によっては中古車のリースにも対応しています。
ダイハツの軽自動車では、タントやタフトといった車種が人気を集めています。メンテナンスパックの内容が充実していて、特に最上位のゴールドパックではタイヤやバッテリーの交換もできるほか、ロードサービスも付帯します。更にガソリン代も最大10円引きという特典も受けられるので、お得に利用できておすすめです。
カーリースでダイハツ車に乗るメリットは?
車を所有するための新たな手段として注目されているカーリース。人気を集めている理由は、ローン購入よりも様々なメリットがあると評判が広がっているからということは記事の冒頭でもお伝えしました。ではそのメリットの具体的な中身とはどういったものがあるのでしょうか。
この項目では、ダイハツ車をカーリースする際のメリットを3つご紹介します。
メリット①頭金が不要で初期費用が抑えられる
ダイハツの車をカーリースするメリットの1つめが、初期費用がかからないことです。
マイカーローンなどで車を購入する際は、ある程度まとまった額の初期費用が必要です。その内訳はローンの頭金や、登録するための各種法定費用や手数料、ディーラーへ支払う事務手数料などです。軽自動車ですと、頭金無しでも10万円程度が初期費用として必要な金額の相場と言われています。
カーリースでは、これら全ての費用が月額料金に含まれています。初月に必要な金額は、一月分のリース料だけです。まとまったお金を用意せずに車に乗りたいときにはカーリースがおすすめです。
メリット②毎月定額料金で維持費が安い
ダイハツの車をカーリースするメリットの2つめが、車の維持費を定額にできるということです。
カーリースはサブスクリプションサービスですので、車に関して必要な費用は全て月額料金に含まれています。その細かい内訳はリース会社やプラン内容によって細かく違いますが、自動車税や重量税などの法定費用に関してはどのリース会社もリース料に含めています。
メンテナンスパックに加入すれば、車検などの点検整備費用や消耗品の交換費用も定額にすることが可能です。自賠責保険代なども含まれるので、自動車税の納期や車検の月だけにまとまったお金を必要とはならないです。毎月の出費を一定化させられるので、維持費の管理を煩わしく思う人にはカーリースがおすすめです。
メリット③経費計上できる
ダイハツの車をカーリースするメリットの3つめが、全額経費計上できるということです。このメリットは、主に法人や個人事業主が恩恵を受けるメリットです。
法人が車の維持費や車両代の支払いを経費計上する際、項目別の仕分けや減価償却の計算など、面倒な作業を要します。法人によっては数十台規模の保有台数となるので、通常業務を圧迫するほどの作業量にもなりえます。
上2つのメリットにおいて、カーリースでは車にかかる費用を全てリース料に含める事ができると説明しました。これは経費計算の面においても同様で、車両代、各種税金、メンテナンス費用の全てを同一で扱うことができます。
また、ローン購入した場合の車両代は借入金としての処理が必要ですので、経費として落とせるのは利息分だけです。車両代も全て経費にできるカーリースは節税にも繋がります。
カーリースでダイハツ車に乗るデメリットは?
一見するとメリットばかりのカーリースですが、デメリットも存在します。カーリースが抱えるデメリットは、車の扱いが不自由である事に関連する内容で、更に細かく見ると次の2つがあります。
まず1つめが契約の途中解約はできないということです。カーリースのリース料は、車両本体の価格と契約期間に基づいて決められています。従って途中での解約については想定しておらず、契約者都合による途中解約はできないのが原則です。やむを得ない事情があった場合には応じてくれることもありますが、違約金の支払いが発生します。
2つ目が走行距離とカスタマイズの制限です。車がもらえる内容のプランなどを除けば、カーリースでは契約満了を迎えた車はリース会社に返却する必要があります。返却するときには、契約時に設定した残価と満了時の車両価値が同程度であることが望ましく、車両価値の著しい低下を防ぐために、リース会社は車両の利用に一定の制限を設けるのです。それがカスタマイズの不可と走行距離の制限です。
以上2つのデメリットによって、車を自由に手放すことができなかったり、好きなだけカスタマイズさせて走り込んだりという使い方ができません。
ダイハツ車のカーリース選びで注意するポイント3選
ここまでで紹介したカーリースのメリット・デメリットを踏まえると、カーリースではどのようなポイントに注意して業者やプランを選べばいいかが見えてくると思います。この項目ではダイハツ車のカーリースを選ぶ際の注意点について、もう少し掘り下げてご紹介しましょう。
契約内容の確認
カーリースの業者やプランを選ぶ際は、その契約内容がどうなっているのかをきちんと理解しておく必要があります。下記の表で紹介している項目は、特に注意すべき点です。
契約方式 | オープンエンド方式/クローズドエンド方式 |
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契約期間 | 途中解約ができない前提で考慮 |
料金 | 料金の内訳も考慮 |
走行距離制限 | 自分のライフスタイルに合っているか |
車の種類 | 乗りたい車種が扱われているか |
契約方式は、リース契約満了後の残価精算に関わります。どちらの方式が自分に合っているかを確認し、事前にリース会社に確かめておきましょう。
料金についてですが、安さよりも料金に含まれているサービス内容を優先して検討することをおすすめします。
契約期間と走行距離制限については、デメリットの項目で説明したとおりです。走行距離については、通勤での使用の有無、長距離ドライブの頻度、日常生活での使用シーンなど、自分のライフスタイルによって最適な距離が変わります。長ければいいというものでもないと思っていいでしょう。
任意保険の有無
任意保険ですが、リース料金に含まれている例は非常に稀です。リース会社の方でカーリース向けの保険商品を紹介してくれることもあるので、等級の引き継ぎなども含めて確認しておきましょう。
総支払い額の確認
カーリースの契約に踏み切る前に、ここまで紹介した内容を踏まえた上で一度支払総額を計算することがおすすめです。月々の料金の安さだけで決めてしまうと、結果的に高くついてしまうことも考えられます。
安い料金のカーリースプランでは、車両本体の価格が安く済ませられる反面、メンテナンス費用や消耗品交換費用など月額料金に含まれない分の維持費用がかかるのがデメリットです。反対に高めの料金設定プランでは、他に支払いを要する維持費用がないために安く済むこともあります。
ダイハツ車のカーリースおすすめ車種ランキング
ダイハツからは様々なタイプの軽自動車が発売されていますから、どの車種を選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこでダイハツの車をカーリースする際はどの車種がおすすめなのか。ランキング形式でご紹介します。
1位:タント
ダイハツ車のカーリースおすすめ第1位はタントです。軽自動車の車両タイプとして非常に高い人気を誇っているのがスーパーハイトワゴンというジャンルで、タントはその元祖と言われている車種です。
最大の売りは広々とした室内空間で、可愛らしい外観から女性ドライバーからの人気も高いです。また、多彩なシートアレンジや助手席側のピラーレスドアなど、ファミリーカーとしての使い勝手も評判を呼んでいます。幅広い年代層におすすめの1台です。
2位:ムーヴ
ダイハツ車のカーリースおすすめ車種第2位はムーヴです。こちらは軽自動車のトールワゴンと呼ばれるジャンルの代表車種で、ダイハツを牽引している車種の1つです。
室内の広さと運転のしやすさが両立されていて、使い勝手がいい1台です。カラーバリエーションがとても豊富で、人それぞれの好みに合わせた色が選択できます。
派生車種であるムーヴカスタムは、ノーマルのムーヴよりも力強さとスマートさを前面に押し出しており、内装の質感も向上しています。
3位:ミライース
ダイハツ車のカーリースおすすめ車種第3位はミライースです。ダイハツから発売されている軽自動車の中では最もコンパクトな車種で、個人での日用使いだけでなく法人の営業車としても人気が高い1台です。
特筆すべきはその車格故の様々なメリットです。新車購入価格は80万円台からで、カーリースの料金も安いです。また、燃費も非常に良く軽自動車全体を見てもトップクラスの部類に入ります。
4位:キャスト
ダイハツ車のカーリースおすすめ車種第4位はキャストです。丸々とした車体やヘッドライトが可愛らしく、モダンテイストな外観を演出しています。ムーヴと同じくトールワゴンに分類される車種ですが、カラーバリエーションはこちらの方が豊富に揃っていて、ツートンカラーにも対応しています。
公式サイト上では「キャストスタイル」とされていますが、これはかつて3種類のキャストが発売されていた頃の名残です。モダンテイストなキャストスタイル以外には、SUVテイストな「キャストアクティバ」とスポーツテイストの「キャストスポーツ」がラインアップされていました。
5位:ムーブキャンバス
ダイハツ車のカーリースおすすめ車種第5位はムーヴキャンパスです。ムーヴの派生車種としての扱いですが、後部座席のドアがスライドドアである事など、特徴は大きく異なっています。
タントのプラットフォームが採用されていますが、全高が1,700㎜に満たないなど、スライドドア採用車種としては際立って低い車高が特徴的です。女性が様々なシーンで使用することを想定して開発された車種で、カラーバリエーションもストライプにできるなど、可愛らしいデザインになるように仕上げられています。
ダイハツ車のカーリースに関するよくある質問
最後に、ダイハツ車をカーリースする際によく寄せられる質問を、回答と共にご紹介します。
ダイハツのカーリースで中古車はリースできるか?
ダイハツの中古車がカーリースできるかどうかは、各リース会社の対応状況によって異なります。今回紹介した業者では、リースナブルが新車のみ。コスモMyカーリースは店舗によって対応が異なります。ニコノリなどは中古車用のプランも用意されています。
中古車リースは在庫がある場合、早期の納車が可能です。早く車が欲しいという時には利用することをおすすめします。
カーリースで破損や事故を起こした際はどうなりますか?
カーリースの契約期間中に車が破損し、自走不可能な状態にまで至った場合には、サブスクリプション契約は強制的に途中解約となる場合があります。違約金なども発生するので注意しましょう。
自走可能であれば、任意保険を使って修理するようにしてください。修復歴が付いた場合は、返却時の残価精算が高額になる可能性も頭に入れておきましょう。
ダイハツ車のカーリースをおすすめできる人
ダイハツ車のカーリースをおすすめする人は、初期費用や維持費などの出費を月々揃えて車に乗りたい人です。初期費用なしで新車に乗れることや、月額料金だけで車を維持できることに魅力を感じたのであれば、ぜひ利用してみましょう。
ダイハツ車のカーリースをおすすめできない人
ダイハツのカーリースをおすすめできない人は、車を自由に乗り回して使いたい人です。一部例外もありますが、カーリースでは走行距離の制限やカスタマイズの不可などの制約が多いです。長期契約を結ぶと、期間中に車を気軽に乗り換えることはできません。
今回紹介したデメリットに不安がある場合は、じっくりと検討することをおすすめします。
まとめ
ダイハツの車種は、定番のタイプから個性的な車種まで取り揃えられています。今回紹介した車種以外にも、タフトやコペンといった趣味性がある車種や、ウェイクといった実用性が高い車種もおすすめです。
車を所有するための新しいスタイルとして定着しつつあるカーリース。ダイハツの車に乗るときの手段としてぜひ利用してみてください。
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